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図書館ソリューション導入事例

UHF帯ICタグ導入で、約80%の貸出をセルフ化

公式キャラクターすいぽんグッズ
吹田市立図書館公式キャラクター
すいぽん

大阪府吹田市立図書館 様


大阪府の北部に位置する吹田市(以下、同市)は、大阪市をはじめ、豊中市や箕面市、摂津市や茨木市と接する大阪都市圏のベッドタウンです。人口は36万8595人(2016年5月末現在)で、府内では大阪市に次ぐ人口増加率を誇ります。大手ビール会社の工場と旧国鉄の操車場の開業により、古くから「ビールと操車場の町」として親しまれてきました。1970年には万国博覧会(大阪万博)が開催され、のべ6420万人以上の来場者を集めました。また、市内に多くの大学や研究機関・医療機関があり、かねてから教育文化が醸成される都市として知られています。

同市は1962年の千里ニュータウン誕生により人口が急増。1970年代に入ってからは『市民の図書館』(日本図書館協会,1970)の理念に基づき、貸出と児童サービスに重点を置き発展してきました。しかし、近年は市民の要望の多様化・高度化に伴い、現行の図書館システムの限界を感じていたといいます。そこで、さらなる利用者サービスの充実を図るため、文教ソリューション「FUJITSU 文教ソリューション iLisfiera(アイリス・フィエラ)V3」を中心とした新しい図書館システムの導入と、「UHF帯ICタグ」の整備を実施しました。今回は、その導入に携わられた吹田市立中央図書館館長の西尾氏と、総務・企画グループ 資料管理担当 主査の大平氏にお話を伺いました。

[2016年8月29日 掲載]


 導入の背景 | 導入の経緯 | 導入の効果 | 将来の展望お客様情報 

導入の背景

最新のICTを活用して、多様化する利用者ニーズに応えたい

吹田市立図書館では、これまでも図書館システムの導入により、検索・予約といったサービスの提供、2007年には府下で先駆けて「新着図書お知らせサービス」「メールマガジン」の発行を開始してきました。しかし、急速に進むICT化に伴って市民の生活スタイルは変化し、ニーズも多様化・高度化しています。これに応えていくために、図書館のホームページやオンライン蔵書目録であるWebOPACの機能強化などにも力を注いでいきたいと考えていました。

「利用者に本をより魅力的に紹介し、選びやすい環境を整備するのに、資料の書影(本の表紙イメージ)の表示やレコメンド機能などの活用が有効ではと考えていました。ホームページについては市販のパッケージソフトを使って、自分たちで作成・更新していましたが、レイアウトなどのデザイン変更が思うようにできず、自分たちがやりたいことを実現することがだんだん難しくなっていました。」(大平氏)

このほか、図書館では運営方針に基づき同市の地域資料を幅広く収集。新聞雑誌記事の見出し情報や、地域に関わる件名データなどを継続して蓄積してきましたが、登録・公開・検索する仕組みがなく、新システムにおける達成目標の一つとしました。また、蔵書検索のスピードが遅く、本を探すのに時間がかかるという声があり、検索をより使い易くすることに重点を置きました。

吹田市立図書館5つの運営方針

「てくてく」「もうよんだかな」発行冊子
吹田市立図書館作成の冊子

導入の経緯

タグ費用や効率性、採用事例の増加を受けて、UHF帯ICタグによる整備を決断

もう一つ、今回の検討の中で、大きなポイントとなったのがICタグの導入です。ICタグにはHF帯とUHF帯の2種類があり、HF帯ICタグは読み取り距離が短く、扱い易いやすいという特徴により、これまで多くの図書館で導入されてきましたが、タグの単価の高さが課題になっていました。一方、UHF帯ICタグは単価が安く、数メートル離れていても読み取れるため、広範囲の複数タグを一括で読み取れますが、その分UHFの特性である広範囲に飛ぶ電波を制御することが難しいため、図書館での利用には向かないとされてきました。

「14~15年前からずっとICタグを検討してきたのですが、費用面で踏み切れませんでした。近隣の自治体でのIC導入が進み、『吹田もそろそろ』という気持ちはありました。どちらの規格のタグを選択するか最後まで悩みましたが、蔵書点検時の優位性と費用面の点、また最近になって先行事例が出てきて、課題であった電波の制御に関するノウハウが蓄積されてきたことで、UHF帯の採用に踏み切りました。」(西尾氏)

貸出機
貸出機

そこで同市では、「ICタグによるサービス充実と業務効率化」「検索・予約などの利便性向上」「各種申し込み手続きのセルフ化」といった図書館サービスの質的向上を実現するため、複数のベンダーからの提案を募集。次世代OPACへの対応も含め、機能要件の適合率の高さとUHF帯タグの導入実績、提案の具体性と分かりやすさを評価し、富士通マーケティングの提案する「iLisfiera V3」を中心とした新システムを採用しました。

導入の効果

本稼働から約半年で、全体の約80%以上がセルフによる貸出に

本稼働に向けて100万冊の蔵書にICタグを貼り付ける作業を2014年4月から開始。2015年8月に新図書館システムの構築を開始。読取機器の調整に苦労しながら、2016年2月に7館2分室で一斉に、UHF帯ICタグを活用した新図書館システムの運用を開始しました。これにより、職員の手を介さずに自動貸出機で本の貸出手続ができるようになりました。

「当初は利用者にも戸惑いが見られましたが、そのつど操作方法などを丁寧に説明することで、ご理解をいただいています。『便利になった』という声も寄せられています。幸いにも、市民の皆様にスムーズに順応していただき、たくさんの方々にICT機器をご利用いただいています。一部機器の調整に課題が残っていますが、継続して機能向上にあたっていただいています」(西尾氏)

同市では、予約した本の受取棚についてもセルフ化し、利用者が自分で借りて帰ることができる仕組みを実現しました。これにより、「本の予約→貸出→返却」というサイクルが、すべてセルフ化できました。現状では全貸出数のうち約80%以上(分室を除くと約90%)が、職員の手を介さずに貸出されています。図書館職員は、これまで貸出・返却業務に追われていた時間を、利用者とのコミュニケーションや、企画・立案に充てることができるようになりました。

ゆめぶんこ(自動車文庫)
ゆめぶんこ(自動車文庫)

「このほかに、図書館ホームページをリニューアルし、子ども向けの専用サイトを充実させました。『Ufinity for Public』のおかげで、デザイン性が高いWebサイトを作ることができ、簡単に色やレイアウトを変更できます。市民の皆様からも『ホームページが分かりやすくなった』『良くなった』というお褒めの言葉をいただいています。生活のどんなステージにおいても、活用していただけるよう、今後も進化させていきたいと考えています。」(大平氏)

吹田市立図書館システム全体概要

将来の展望

「Ufinity for Public」の豊富な機能を、さらに活用していきたい

ホームページの作成・更新だけではなく、アンケートフォームやメールフォーム、イベント予約やデータベースなど、「FUJITSU 文教ソリューション Ufinity for Public」の豊富な機能を、今後はもっと活用していくことを視野に入れています。

「ホームページを使っていても、どこからが『Ufinity for Public』で、どこからが『WebOPAC』なのか切れ目が分かりません。そのくらい両者は親和性が高く連携がしやすい。」(大平氏)

また、今回は富士通マーケティングの分析・提案により、図書館システムサーバを仮想化環境に切り替え、 複数台のサーバを統合しました。同市では、このような合理化や効率化に向けたアイデア、提案、新しい情報の提供を、これまでと同様、今後も図書館の運営をICTの側面からサポートして欲しいと願っています。

お客様情報

お客様名
所在地 大阪府吹田市出口町18‐9
代表者 中央図書館長 西尾 さよ子
開設 1926年(吹田町立図書館として開設)
蔵書数 約102万冊(2015年度全館統計)
貸出数 約328万冊(2015年度全館統計)

(注)記載されているお役職等の情報につきましては、2016年8月29日現在のものです。
(注)製品の仕様、サービスの内容等は予告なく変更する場合がありますので、ご了承ください。
(注)記載されている製品・サービス名、会社名及びロゴは、各社の商標または登録商標です。

担当営業の声

林SA 株式会社富士通マーケティング
関西営業本部
公共・金融統括営業部
自治体・金融営業部
林 健二

「UHF帯ICタグ」の運用については、公共図書館ではまだ実績が少なく、当社も手探りの状態からのスタートとなりました。お客様をはじめ多くの方々にご協力いただいた結果、無事に運用を迎えることができ安堵しています。 お客さまが掲げる「利用者サービスの拡充」、「職員業務効率化」に、微力ながら寄与できたことをありがたく感じています。引き続き安定稼動に向けたフォローアップ活動に努めてまいりたいと考えています。 図書館システムが図書館サービスの充実にどう貢献できるか、新たな発想で「利用者ニーズの多様化・高度化」に向けたご提案をお客様とともに考えていきたいと思います。

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