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公共図書館ソリューション導入事例

UHF帯ICタグを活用したシステムで、利用者サービス向上と職員の業務効率化を実現

小山市立中央図書館

栃木県小山市立中央図書館 様


栃木県の南部に位置する小山市(以下、同市)は、東北新幹線・宇都宮線・両毛線・水戸線といった鉄道が乗り入れる交通の要衝であり、東京方面と栃木県南部、茨城県を結ぶ玄関口です。人口は約16万7000人(2017年3月現在)で、現在は宇都宮市に次ぐ県内第2位の人口を有する都市となりました。鎌倉幕府設立に影響した「野木宮合戦」・江戸幕府設立に影響した「小山評定」という2つの史実に基づき、「開運のまち おやま」としてさまざまな情報発信やイベント開催を行っています。

2010年10月から公民館図書室・配本所を含む市内全図書館をオンライン化し、インターネットからの資料予約や貸出延長などを実現していた小山市立中央図書館様(以下、同図書館)。2016年11月、利用者サービスや運用効率を向上し、これまで以上に「市民に役立つ身近な情報発信図書館」となることを目指し、「FUJITSU 文教ソリューション iLiswing(アイリスウィン) V3」と「FUJITSU Software Cha MEO (シャミオ)」を導入。図書館システムを刷新しました。今回は、その導入に関わられた同図書館館長の栗原要子氏、業務係長の大塚由香利氏、主任の江藤和枝氏にお話を伺いました。

[2017年3月27日 掲載]


 導入の背景 | 導入の経緯 | 導入の効果 | 将来の展望お客様情報 

導入の背景

職員が課題解決支援に注力できるよう、システム活用で業務を効率化したい

同市では長年にわたって「生涯学習を支援する」、「生活に役立つ」、「市民とともに歩む」、「誰もが安心して使える」という4つの方針で図書館を運営してきました。同図書館でもそれに沿って、早期より地域に根差した図書館として「子育て支援」「ビジネス支援」「農業支援」を3本柱に、関連イベントの開催などさまざまな取り組みを行っています。また、独自にホームページを運営し、市民に役立つ情報や同市の紹介、農産物・特産物など「小山ブランド」情報を発信してきました。

こうした取り組みに一層注力していくためには、さらなる人手が必要になります。同図書館では、2010年10月からWeb上での貸出予約などのサービスを開始し、利用者サービスの充実に努めると同時に、職員の作業の効率化を図ってきましたが、これまで以上に市民の生活に役立つ図書館となるため、システムの刷新を検討していました。

栗原氏
小山市教育委員会
小山市立中央図書館
館長(司書)
くりはら としこ
栗原 要子 氏

「以前は、図書館に来館した方へのサービスが中心でした。しかし、現在は注力する課題解決支援でのイベントなどが増えてきています。開館当初から力を入れている『子育て支援』では、読み聞かせやおはなしボランティアの育成につとめ、職員は講師としても活躍しています。そのため、図書館内の資料管理などコンピュータが得意とすることは図書館システムに任せて、職員はこうした専門性の高い業務にエネルギーを向けていきたいと考えていました。」(栗原氏)

2010年から利用してきた図書館システムがリース切れを迎える際に、そのまま同じシステムのバージョンアップを考えました。しかし、今一度「図書館としてシステムを活用してどのようなサービスを実施していくのか」を見直し、その内容に合うシステムを導入しようと決断。リース期間を1年間延長して、時間をかけてシステムを検討することにしました。

導入の経緯

UHF帯のICタグを利用した、市民が利用しやすい図書館システムを構築

小山市立中央図書館マスコットキャラクター
中央図書館
マスコットキャラクター

同図書館では、前回の入れ替えの際も、資料管理の作業負荷を減らし貸出・返却業務の効率を高めるため、バーコードに代わるICタグの導入を検討していました。しかし、ICタグの単価が高く費用面の課題や、既存図書館で長期休館することなく蔵書にICタグの貼り付けができるかという課題があり、実現できていませんでした。そのため、この機会にICタグを導入し、「IC図書館」を目指すことにしました。

「ICタグの検討を始めた頃は、比較的費用が高いHF帯のICタグが主流でしたが、時間をかけて検討している間に、費用の安いUHF帯の先行事例が出てきました。初期には誤検知などの報告もありましたが、技術の進歩によって、物流、大学図書館などでも採用しているという話を聞き、UHF帯のICタグ導入に踏み切りました。」(栗原氏)

江藤氏
小山市立中央図書館
主任

えとう かずえ
江藤 和枝 氏

この「UHF帯のICタグ導入」のほか、「利用しやすい検索・予約システム」、「ホームページを活用した情報発信」、「安心・安全な保守体制」などの要件を軸に、ベンダー各社の提案およびシステムを比較検討。同図書館の職員に、市全体のネットワークを管轄している同市IT推進課の職員を加えたプロジェクトチームで、評価に臨みました。その結果、希望していた要件の実現性や、限られた予算でのIC図書館の導入など、総合的な評価により「iLiswing V3」を中心とした富士通マーケティングの改善案を採用しました。

「日々の業務が滞りなく実施できることが大前提でしたので、スムーズな貸出や返却、検索や予約が実現できる機能が、パッケージの中に盛り込まれていたことを高く評価しました。また、帳票類やレファレンスサービスを充実させたいと考えていましたので、その機能が実装されていたことも大きいと思います。富士通マーケティングには、以前の図書館システムでも手厚くサポートしていただきましたので、今回も安心してお任せすることができると考えました。」(江藤氏)

ベンダー選定からシステム本稼働までの間も、引き続き同市のIT推進課と同図書館の職員がチームとなって導入プロジェクトに参加。富士通マーケティング側も関係各社が一丸となり、プロジェクトの進行に努めた結果、ICタグの貼り付け作業として臨時の休館日を設定することもなく通常のシステム更新期間の10日間で、新図書館システムを本稼働させることができました。

導入の効果

先進的な新システムで、利用者サービス向上と職員の業務効率化を実現

自動貸出機

2016年11月に、UHF帯のICタグを活用した新しい図書館システムの運用を開始した同図書館。自動貸出機の設置により、利用者が受付に並ばなくても本の貸出ができるようになりました。また、出入口にセキュリティゲートを設置し、本の不正な持ち出しを防止しています。さらに館内の端末で本を検索する際、検索ワードの候補が予測表示されるほか、漠然とした単語からも多様な角度で絞り込めるようになり、利用者が目的の本を探しやすくなったといいます。

大塚 氏
小山市立中央図書館
業務係長

おおつか ゆかり
大塚 由香利 氏

「ICタグを使ったスピーディーな貸出処理は、利用者にも評判です。また、検索や予約の画面がとても使いやすくなりました。検索結果に本の表紙画(書影)が表示されるようになり、目的の本かどうか判別しやすくなりました。この点は、特に利用者の方々から好評をいただいています。」(栗原氏)

「以前のシステムにあった一部機能が無くなることを心配する利用者もいましたが、新システムで提供するパソコン、スマートフォン両方に対応しているマイ本棚機能で、読書記録を自己管理でき、未読・既読を整理できることや、作成したブックリストから直接予約ができることをお伝えしています。また、「新着資料情報メール」により、興味のあるジャンルの新着本に関するお知らせを図書館から利用者へ通知できますので、それが図書館に足を運ぶきっかけとなればうれしいです。」(大塚氏)

新着本や雑誌は、すぐに書架に出して利用者に読んでもらいたいものの、これまでは持ち出しや紛失を避けるため、窓口に来た利用者から利用者カードを預かり、専用エリアで閲覧できるようにしていました。これも、ICタグ導入のおかげで持ち出しの不安がなくなり、毎週金曜日の朝一番に書架に並べることができるようになりました。専用エリアを無くすことができたほか、利用者が気軽に手にすることが出来るようになりました。

デジタルサイネージ 「FUJITSU Software Cha MEO (シャミオ)」

また、同図書館は、利用者が来館するときの楽しさ、ワクワク感をもっと高めたいと考えていました。同時に、図書館が今どのような方針で活動しているかなど、利用者にお伝えしたいことをもっと「見える化」して、分かりやすくしたいと考えていました。そこで、2カ所の出入口に新たにデジタルサイネージ「ChaMEO(シャミオ)」を設置しました。小山市の映像や図書館からのお知らせを表示し、来館者に旬な情報を届けています。同様に刷新したホームページでも、簡単な操作で即時性の高いイベント情報などを発信できるようになりました。

一方、同図書館職員の業務についても、これまで本の貸出や返却、資料の管理にかけていた時間を軽減できました。これにより、利用者からの問い合わせやレファレンスなどに対して、これまで以上に丁寧に対応できるようになるなど、利用者サービスの向上に大きく役立っています。今後実施する予定の蔵書点検にかかる時間も、大幅に削減できることを期待しています。

小山市立中央図書館 システム概要図

将来の展望

まず職員がヘビーユーザーとなり、新システムをフル活用していきたい

同図書館では、新システム稼働から約5カ月が経過し、運用にも慣れてきました。今後はまだ使い込めていない「iLiswing V3」の機能をフル活用して、さらなる利用者サービスの向上に努めていく考えです。
「まず職員がヘビーユーザーとなり、新たな利用者サービス機能の採用も視野に入れていきます。デジタルサイネージやホームページも活用して『情報発信図書館』としての役割をこれからも果たしていきたいと考えています。」(栗原氏)
同図書館は、今後も富士通マーケティングには、これまでと同様の手厚いサポートと、システムの専門家から見た業務の改善提案や、全国自治体での最新導入事例、IT技術の活用トレンドなど、様々な情報の提供を期待しています。

お客様情報

お客様名
所在地 栃木県小山市城東1-19-40
代表者 館長 栗原 要子
設立 1978年8月
蔵書数 約52万冊
(注)記載されているお役職などの情報につきましては、2017年3月27日現在のものです。
(注)製品の仕様、サービスの内容などは予告なく変更する場合がありますので、ご了承ください。
(注)記載されている製品・サービス名、会社名及びロゴは、各社の商標または登録商標です。

担当営業の声

渡辺 SA 株式会社富士通マーケティング
関東・信越営業本部
関越支社
公共営業部
渡辺 守 

当社提案のUHF帯ICタグを活用した図書館システムをご採用いただき大変光栄に思います。また、図書館職員様をはじめ本庁IT推進課様には多大なご協力いただき無事稼動できたことに感謝しています。今後も引き続き図書館業務の改善提案や先進技術情報提供を行い、利用者のワクワク感がより高まるような図書館、職員様のさらなる業務効率化を目指した図書館づくりのため、富士通のICT技術を駆使しご支援してまいります。

担当SEの声

SE株式会社富士通システムズアプリケーション&サポート
図書館サービス事業部
図書館インテグレーション部
上野 直樹 

今回の導入において、初のIC化による運用の変化が、図書館職員様の不安要素となることが想定されました。そのため、プロジェクト当初から、現在の運用が滞りなく行えることを念頭におき、コミュニケーションを密にした推進を心がけました。職員様の多大なご協力もあり、中央図書館様が目指すIC図書館モデルを一丸となり実現することができたと考えています。
今後も、職員様に寄り添ったサポート及び業務改善のご提案ができるよう、一緒に歩んで行きたいと思います。

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