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図書館ソリューション「WebiLis」導入事例

漫画博物館における約5万冊の蔵書管理を、クラウド型システムで実現

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漫画ミュージアム内部

北九州市漫画ミュージアム 様


福岡県の北東部に位置する北九州市(以下 同市)は、明治時代に官営八幡製鉄所が設立されて以来、多くの人が集まり多様な文化が交流してきた地域です。市内に九州地方と中国地方を結ぶ関門橋や国際貿易港・門司港があり、国内外から入ってくるさまざまな物や情報が、同市の文化を熟成させてきました。また、数多くの貸本屋や映画館が人々の感性や知性を育んできたという背景もあり、松本零士氏、わたせせいぞう氏、畑中純氏、北条司氏など、これまで数多くの著名な漫画家を輩出してきました。

同市では、北九州ゆかりの漫画家や漫画作品を貴重な財産として未来へ継承し、漫画文化の振興を図ると同時に、街の活性化・賑わいの創出を目的として、「北九州市漫画ミュージアム」を設立しました。そして、その館内で自由に読むことができる約5万冊の蔵書を管理・検索するためのシステムとして、SaaS型図書管理サービス「WebiLis(ウェブアイリス)」を導入しました。今回は実際にシステムを活用している、北九州市市民文化スポーツ局 漫画ミュージアム 企画係長の保田氏と、司書の古川氏にお話を伺いました。

[2012年12月26 掲載]


↓ 導入の背景 | 導入の経緯 | 導入効果 | 今後の展開 | お客様情報 

導入の背景

貴重な資料である約5万冊の蔵書を管理するため、確実なシステムが必要

全国で初めて、自治体が単独で運営する総合的な漫画博物館である「北九州市漫画ミュージアム(以下 同ミュージアム)」は、北九州ゆかりの漫画家の作品や関連資料、漫画の技術やしくみを見ることができる常設展示ゾーンや企画展示ゾーン、イベントエリアなどに分かれており、全体が「見る」・「読む」・「描く」という3つのテーマで構成されています。その中で、特に館内の大きなスペースを占めているのが、懐かしい名作から最近の人気作品に至るまで自由に読むことができる「閲覧(よむ)ゾーン」です。ここには約5万冊の漫画があり、入館者はいすに座りながら、あるいはマットレスの上でくつろぎながら、気軽に漫画を読むことができます。

保田氏
北九州市市民文化スポーツ局
漫画ミュージアム
企画係長
保田 氏

この蔵書は、漫画文化を伝承するための貴重な資料です。そこで、同市はシステムを導入して効率的かつ確実に蔵書管理していくことにしました。また、通常は作者別に配架していますが、季節や流行などのコンセプトごとに、関連作品を特集コーナーで展示する場合、作品の配架場所を変えることがあります。そうした時にも、入館者が目当ての作品を探せる検索機能、および所在を案内する機能を持つシステムが必要でした。

「私は以前、北九州市の情報システムに関する部署にいましたので、漫画ミュージアムの蔵書をきちんと管理していくためには、業務が近しい図書館システムを利用するのが良いのではないか、と考えていました。ただ、実際に漫画の図書館というものがあまりないこともあり、書籍目録データ(MARC)などの面で、どのようなシステムにすべきか、試行錯誤しました。」(保田氏)

導入の経緯

ICタグを活用した蔵書管理と、SaaS型システムによるコスト削減が必須要件

同ミュージアムの新設にあたって、少数精鋭での運営が求められていた同市。導入する図書館システムを比較検討する際は、少人数の職員でも効率的に運用できるかどうかを、重視しました。
「当館は毎週火曜日と年末年始が休館日ですが、システムの検討当時は、階下のテナントに合わせて年中無休にするという可能性もありました。そのため、少ない職員数でも素早く蔵書点検ができることを、重要なポイントとしていました。また、『広島市まんが図書館』や通常の図書館でも、蔵書の盗難が大きな課題になっていると聞いていました。そこで、盗難防止に向けた対策が確実・迅速にできることも、ポイントの1つでした。この2つのポイントを考慮した結果、ICタグを使って蔵書管理をすることにしました。」(保田氏)

また、館内にサーバを設置するタイプのシステムでは、運用管理専門の担当者や専用のスペースを用意しなければならず、電気・空調などの費用もかかります。同市は、情報部門からの助言により、そうしたコストをできるだけ抑えるため、SaaS型のシステムを探すことにしました。

「どのようなシステムにするか」の試行錯誤に、思いのほか時間がかかってしまったという同市。残された構築期間は約3カ月であることと、「ICタグ」・「SaaS型」という仕様要求を各ベンダーに伝え、公募・選考を行った結果、富士通マーケティング(以下FJM)の提案するSaaS型図書管理サービス「WebiLis」(富士通)を採用することにしました。

導入効果

SaaS型システムの特性を活かし、短期間でのシステム導入に成功

イメージ
WebiLis 蔵書検索画面

システムの構築を開始したのが平成24年5月。同ミュージアムは新しい施設のため、もし従来型のシステムを採用していた場合は、竣工後にサーバを搬入、そこからシステムを構築することになり、同年8月のオープンに間に合わない可能性もありました。しかし、今回はSaaS型のため、別の場所であらかじめシステム構築が可能でした。おかげで、開館日に合わせてシステム設定ができ、スムーズにシステム運用を開始することができました。

「漫画の装丁は、通常の本よりも簡易的で、表紙も多彩なので、磁気テープによる防犯対策や、表紙貼付によるバーコード管理に無理がありました。その点ICタグは表紙の裏に貼ることができたので、適切な選択でした。また、通常の図書館は導入時に、精度の高いMARCデータを購入することができますが、漫画の場合はデータを1から登録することが必要でした。試行錯誤の結果、出来るだけシンプルにし、必要最低限のデータにしたことが運用をスムーズに開始できたことに繋がったと思います。」(保田氏)

同市は「WebiLis」の詳細な設定メニューを活用し、システムの使い勝手を工夫し、最適化しています。

古川氏
北九州市市民文化スポーツ局
漫画ミュージアム
司書
古川 氏

「オープンから2カ月過ぎた現段階でも、システムをどのように運用していくかという点では、まだ手探り状態です。そんな中、『WebiLis』には豊富な設定メニューがあり、自分たちで柔軟に設定を変更できるので、1つの方法を試してみて、だめなら別の方法を試すというやり方を実施しています。以前私が勤めていた図書館のシステムでは、設定変更のたびにベンダーに依頼し、対応を待つといった煩わしさがありました。今は自分たちで行った変更を簡単に反映できるので、とても助かっています。」(古川氏)

ICタグ活用により、蔵書点検作業で大きな時間短縮効果を実感

「これまでの蔵書点検は、1冊ずつ本を手にとってバーコードを読み取っていき、そのデータをバッチ処理でシステムに読み込ませ、結果が出るまで長時間待つという、非常に手間がかかるイメージでした。しかし複数冊を一度に読み取るICタグの導入により、読み取り作業の労力は非常に少なく、『WebiLis』のシステム処理が予想以上に早かったため、大きな時間短縮効果が出ていると感じています。今後、ICタグの読み取りのクセを把握することができれば、さらに時間短縮ができそうです。また、館内の出入り口に設置しているICタグに反応する透明のゲートが、盗難に対する抑止力につながっていると考えています。」(保田氏)

また、インターネット上で漫画作品を検索する際、WebiLis の外部サイトからの情報付加機能を利用することにより、対象資料の表紙画像を表示。漫画作品の表紙を表示することで、実物に近いイメージで探すことが可能です。
「作品の検索についても、入館者の方々にうまく使っていただいているようです。オープン当初は、探している作品がどこにあるのか尋ねる問い合わせが多くありましたが、館内検索システムに場所も表示されることが周知されてきて、配架場所の問い合わせ件数が減少したと感じています。」(古川氏)

北九州市漫画ミュージアム様 システム概要図

今後の展開

さらなる集客と再訪を実現するため、さまざまな取り組みを計画

今後、同市はさらに集客をはかると同時に、来館者に再訪してもらうため、さまざまなイベントの企画や、展示エリアのリニューアルをしていきたいと考えています。また、システムに関しても、より多くの項目で検索できるようにするなど、漫画データベースとして拡充を進めていくこと。漫画博物館ならではのレファレンス(相談受付)をデータベース化し、他施設への活用や漫画文化の伝承に役立てていくことなどを計画しています。

「今の状態がベストとは考えておりません。今後、より精度を上げていくために、様々な取り組みを計画しています。多様な機能が備わっている『WebiLis』ならば、柔軟に計画を実現できそうです。」(保田氏)

お客様情報

お客様名
所在地 福岡県北九州市小倉北区浅野2-14-5 あるあるCity5階・6階
設立 平成24年8月3日
運営 福岡県北九州市
館長 田中 時彦 氏
名誉館長 松本 零士 氏
面積 約2,300平方メートル
設備 閲覧ゾーン、常設展示ゾーン、イベントエリア、企画展示ゾーン 他
蔵書 約50,000冊

(注)記載されているお役職等の情報につきましては、2012年10月現在のものです。
(注)記載されている製品名は各社の商標または登録商標です。

担当営業の声

上田 株式会社富士通マーケティング
西日本営業本部 九州支社 北九州支店
上田 美恵子

新館立上げであることと、管理対象が漫画ということでデータ等の課題がありましたが、SaaS型の特性と北九州市様のご協力のおかげで、短期間で構築ができ、開館に間に合わせることができました。
今後とも北九州市様の良きパートナーになれるようサポートしてまいります。

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