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クラウド型公共図書館業務サービス「FUJITSU 文教ソリューション WebiLis」導入事例

新図書館オープンを機に実施したICT強化で、来館者数300%アップを支援

杵築市立図書館メイン

杵築市立図書館 様


大分県国東半島の南端部に位置する杵築市。市役所付近にある2つの台地「北台・南台」には、今も多くの武家屋敷が残されていて、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。その南台の武家屋敷跡の近くに新築・移転された杵築市立図書館(以下、同館)は、その斬新なデザインと機能性で注目され、杵築市民はもちろん、市外からの来館者も多数いらっしゃいます。

同館では、2018年3月の新図書館オープンに合わせてクラウド型公共図書館業務サービス「FUJITSU 文教ソリューションWebiLis」をV2からV3へバージョンアップし、新たにICタグ、図書通帳機(LibReCo)、自動貸出機を導入しました。導入前の課題や導入の経緯・効果などについて、同図書館 館長の富永一也氏、図書館管理 補佐兼係長の中根幹雄氏、司書の岸川美千代氏にお話を伺いました。

[2018年9月10日 掲載]


【課題と効果】
1 バーコードによる貸出処理では、本や雑誌の無断持ち出しを管理できなかった ICタグの採用により、無断持ち出しを抑止。自動貸出機による職員業務の省力化
2 利用者の読書意欲を高める仕組みが欲しかった 図書通帳機を導入により、借りた本の記録が確認でき、読書に対するモチベーションが向上
3 毎年度末に実施している棚卸しに、膨大な労力がかかっていた ICタグの採用により、棚卸し作業にかかる時間の大幅短縮に寄与

 導入の背景 | 導入の経緯 | 導入の効果 | 将来の展望お客様情報 

導入の背景

新築・移転を機に、市民が集まり交流する図書館を目指す

以前、同館は杵築城近くにある民俗資料館の2階にありました。手狭な上に階段でしかアクセスできず不便だったこと、老朽化していたことなどから、市民が求める資料や情報を速やかに提供するという、図書館本来の機能に限界が来つつありました。そこで杵築市は市民からの要望を受け、図書館の新築・移転を決定したのです。

富永氏
杵築市立図書館
館長

とみなが かずや
富永 一也 氏

「議論を重ねて、当館の理念を『出会う・学ぶ・変わる -市民が交流する館(ひろば)-』としました。本・雑誌・DVDなどの情報提供に加え、さまざまな人が触れあい、わくわくするような発見と体験ができる場、成長し変化を続けることができる場にするとともに、子どもへの教育と杵築市の文化の発展に寄与していきます。分館の山香図書室、大田図書室とともに、地域の情報拠点となる図書館を目指します。」(富永氏)

同館は、杵築市の城下町を彷彿させる和のイメージと、洗練された洋のイメージを調和したデザインを採用。館内の中央には、杵築の街並みをイメージした「本のみち」があり、入り口から児童書・ティーンズ向け書籍・一般書と対象年代順に書棚を配置。突き当たりには本と人、人と人が出会い、交流するサロン「知識の広場」があります。

カウンター

ほかにもさまざまな工夫を施している同館。市民の皆さまに、「これまで以上に図書館への親しみを持っていただき、何度も足を運んでさまざまな本に興味を持っていただきたい。本を通じて交流を深めていただきたい。」という強い思いを館内の随所で具現化しています。そして、この新館のオープンを機にICT面を一層拡充させることで、同館の理念の実現を促進しています。

導入の経緯

利用しやすい図書館の実現に向け、ICタグ導入などのシステム環境を強化

2012年から、富士通マーケティングが提供する、クラウド型公共図書館業務サービス「WebiLis V2」を利用していた同館。クラウド型のおかげで、図書館の移転にともなうシステム移設の手間は、ほとんどかかりませんでした。ただ同時に、旧図書館にあったいくつかの問題を、新しい図書館ではICTで改善したいと考えていました。

中根氏
杵築市立図書館
図書館管理係
補佐兼係長
なかね みきお
中根 幹雄 氏

1つが蔵書の管理です。これまではバーコードを貼付して管理していましたが、本の無断持ち出しが跡を絶たず、毎年9月末の棚卸し時に結構な冊数の差異が発生していました。また、その棚卸し作業についても、職員が数日かけて行っており、狭い場所で重い本を動かす作業によって、職員は心身ともに疲弊していました。

さらにもう1つは、子どもの利用促進です。以前の図書館は、立地条件の面でも子どもが利用しやすい環境ではなく、特に勉強のために訪れる中学生・高校生が少なく、子どもの読書活動推進・学校教育支援に十分貢献できていなかったといいます。理念として掲げた「子どもの教育に寄与する図書館」であるためには、従来の施策に加えて何らかの工夫が必要でした。

そこで、同館では新図書館建設の検討時期から富士通マーケティングに相談。「長年のお付き合いに基づく的を射た提案の中から、『WebiLis』のバージョンアップに加え、ICタグと自動貸出機、図書通帳機の導入を決めました。」(中根氏)

「ICタグの準備については、新図書館のオープンより3年先行して貼り付け作業を開始しました。この作業のために職員は増員せず、通常業務と並行して作業を続けてきました。旧館を閉館した2017年9月には、開架分の貼り付け作業をほぼ終了していました。また、新たに自動貸出機や図書通帳機を導入するにあたり、富士通マーケティングから職員向けに、操作に関する集合研修を実施していただきました。」(中根氏)

導入の効果

来館者数300%がアップした同館の、円滑なオペレーションをICTが支援

新図書館のオープンから3カ月、利用者数は前年同月と比べ各月3倍以上になっているという同館。利用者カードの新規発行者数は1,500人、旧館当時のカードからの切り替え数が2,000人を超えるなど、かなりの盛況ぶりがうかがえます。「以前の狭い旧館ではなかった、勉強目的の中学生・高校生の姿も増え、杵築市内はもちろん、隣接市、さらには大分市からの来館者もあります。また、バリアフリーになったことで、高齢者やベビーカーを押してくる親子連れの来館が増えました。」(岸川氏)

岸川さん
杵築市立図書館
司書
きしかわ みちよ 
岸川 美千代 氏

来館者が大きく増えた同館で、円滑なオペレーションを支援しているのがICタグです。10冊まとめて読み取れることにより、カウンターでの貸出対応の時間短縮はもちろん、同館の入り口に設置したゲートとともに無断持ち出しの大きな抑止力となっています。ICタグによって新館オープン前に実施した棚卸しも、かなり手早く実施できました。
また、自動貸出機の利用者も日に日に増えているようです。「職員がいるカウンターに並ぶ利用者は多いのですが、それでも3割の方が自動貸出システムを利用しています。特にお子さんは慣れるのが早く、自動貸出機を抵抗なく利用しています。操作性が良いからでしょう。誰もが画面を見て直感的に操作できています。」(岸川氏)

図書通帳機

図書通帳機も、子どもたちを中心に積極的に利用されています。もともと子どもたちの読書の励みになればという目的で導入した読書通帳ですが、高齢者からの問い合わせが多かった過去に貸し出した本の照会にも、図書通帳機が役立っています。また、同館では通帳の表示を工夫しており、借りた本の販売価格が加算されて表示され、お金が貯まっていくような感覚を得ることができるようになっていて、これが積極的な図書館利用の促進につながっているそうです。

杵築市立図書館 システム概要図

将来の展望

自動返却ポストなど、図書館機能のさらなる充実を検討

今回の図書館移転では、予算の都合上見送った機能が少なくありません。その1つが自動返却のポストです。ICタグを利用して、開館・閉館にかかわらず、図書館内に入ることなく本を返却できる仕組みについて、今後検討を進める予定です。

また、大画面でタイムリーかつ表現豊かに情報を伝達できるデジタルサイネージや、スムーズな情報探索を支援するシステムのほか、自動貸出機の増設も視野に入れています。加えて、日々の図書館運営の中からさまざまなデータを収集し、今後の図書館運営に資するようなデータ活用を実施していきたいと考えています。

「私たちは世代の偏りのない図書館を目指していきたいと思います。子どもにとっても高齢者にとっても居心地のいい場所であり続け、さまざまな市民が交流できるような場所にしたい。そのためには建物だけではなく、機能との両立が必要です。」(富永氏) 同館の理念である「出会う・学ぶ・変わる -市民が交流する館(ひろば)-」を実現するためのステップ。この理念の実現に向けて、同館は取り組みを続けていく方針です。

お客様情報

お客様名
所在地 大分県杵築市大字南杵築268番地1
代表者 館長 富永 一也
設立 1978年5月
蔵書数 約11万冊
面積 2091平方メートル(延床面積)

(注)記載されているお役職などの情報につきましては、2018年9月10日現在のものです。
(注)製品の仕様、サービスの内容などは予告なく変更する場合がありますので、ご了承ください。
(注)記載されている製品・サービス名、会社名及びロゴは、各社の商標または登録商標です。

担当営業の声

板井SA 株式会社富士通マーケティング
九州営業本部
九州支社
大分支店
板井 徹

課題解決のために導入した図書通帳機が、図書館利用促進につなげられたことを大変うれしく思っています。今後も杵築市様の理念実現に向け、良きパートナーとして 富士通グループ全体でサポートしてまいります。

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