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クラウド型公共図書館業務サービス『WebiLis』導入事例

「カーリルタッチ」と読書活動推進システムで、課題解決型図書館の実現を後押し

飯能市立図書館
飯能市立図書館

飯能市立図書館 様


埼玉県の南西部に位置し、人口は8万1,520人(2013年7月1日現在)、面積は県内で3番目という飯能市(以下同市)。西武池袋線の特急停車駅であり都心への優良なベッドタウンという面を持つ一方、天覧山や飯能河原といった豊かな自然が残されています。2004年に環境省のエコツーリズム推進モデル地区に指定されたことを機に、「森林文化都市」を宣言し、自然環境や歴史文化の保全に責任を持つ新しい観光の浸透に向け、市全体で取り組み実践しています。

同市では、市民の学習活動・文化活動の中核として新図書館を建設し、学習コーナーや子ども向けコーナーの設置、特産品である「西川材」の利用などを推し進めてきました。また、単純に本を貸す役割だけではなく、館内での快適な読書・調査研究を支援し、その場で疑問を解消できる「課題解決型図書館」の実現を目指してきました。そして、計画の実現に向けた取り組みの一環として、富士通のクラウド型公共図書館業務サービス「WebiLis」と、カーリルのスマートフォン・スマートデバイス向け情報探索支援システム「カーリルタッチ」を組み合わせた図書館サービスを、日本で初めて構築しました。今回は、その導入に関わられた館長の湯川氏にお話を伺いました。

[2013年8月30日 掲載]


↓ 導入の背景 | 導入の経緯 | 導入効果 | 今後の展開 | お客様情報 

導入の背景

図書館の新設にあたり、職員の人的資源を図書館サービスの充実に

検索機
検索機

以前の図書館は飯能市中央公民館に隣接していましたが、蔵書が資料収蔵能力の限界を超え、あらゆる場所が本であふれた状態でした。本棚に入りきらない本は地下の閉架書庫に移すのですが、それでも場所が足りず廊下まで本棚を設置するようになっていました。そのため、利用者の要望する本を職員が探すことに労力を要し、提供までに長時間お待たせすることもありました。そこで同市は、図書館の狭隘化・老朽化に伴う諸問題を解決するため、広い敷地へ移転・新築することにしました。同時に蔵書管理システムを刷新するにあたり、クラウド型の検討を開始しました。

「以前、蔵書管理に利用していたシステムは、図書館にサーバを置くタイプのものでした。もし、何か不具合が発生した場合、私たち職員はシステムの専門家ではないため、ベンダーに復旧を依頼することになります。遠方から来てもらうので時間がかかりますし、システムがダウンしている間は図書館業務が行えなくなってしまいます。また、臨時休館や停電などでサーバの電源を落とす必要があるときにも、非常に不安でした。クラウド型のシステムを導入すれば、こうした不安を払拭でき、日々のサーバ運用もベンダーに任せることができます。図書館の運営とは違う部分の業務負担はできるだけ減らしたいと考えました。」(湯川氏)

導入の経緯

「課題解決型図書館」の実現に寄与できるシステムかどうかがポイント

湯川 氏
飯能市立図書館
館長
湯川 康宏 氏

図書館を新設するにあたり、同市は単に本を貸し出し、持ち帰って読んでもらうのではなく、調べものがあった時に気軽に図書館を訪れ、問題を解決してもらう「課題解決型図書館」というコンセプトの実現を目指しました。そのため、利用者が調べものをしたり、生活のヒントを探したりできるほか、娯楽や趣味などの多様な情報を提供できる、快適で有意義な図書館作りが必要でした。

「今まで図書館で提供できる情報といえば、紙媒体のものが主体でした。しかし、現在はインターネットによる情報取得が主流の時代です。私たちは、媒体を問わず利用者が探している情報を提供できる、情報センターとしての役割にシフトしていくべきだと考えました。そして、情報センターとして今まで以上に図書館を活用してもらうため、どこにでもあるようなものではなく、利用者に興味関心を持って来館してもらうきっかけになるような仕掛けを探していました。」(湯川氏)

そこで同市では新システムの調達にあたって、クラウド型の蔵書管理システムやICタグの導入に加えて、図書館業務の役に立ち、なおかつ利用者の興味関心を呼べる仕掛けとして、役立つアイデアを各ベンダーから募りました。その結果、クラウド型公共図書館業務サービス「WebiLis」を中核とし、「読書活動推進システム」や「子ども読書推進ナビゲーション」、スマートフォン・スマートデバイス向け情報探索支援システム「カーリルタッチ」で図書館や本への興味喚起を提案した富士通マーケティング(以下、FJM)のシステムが採用されました。

導入効果

スマートフォンをかざすだけで、瞬時に本や著者の詳細情報を取得可能に

カーリルタッチ
カーリルタッチ

学習コーナーや子ども向けコーナーなど本をゆっくり読める設備を備え、市の特産品である西川材を柱や床などに利用し、木独特の暖かみのある環境を実現した同市の新図書館。そのオープン日である2013年7月1日に合わせて、2カ月間という短い構築期間でシステムを本稼働させました。

新図書館のオープンに詰めかけた利用者の目を引いたのは「カーリルタッチ」でした。この導入により、本や著者の名前などを記載した「タッチタグ」に、スマートフォンやスマートデバイスをかざすだけで、瞬時に詳細情報を取得できるようになりました。これはNFC(近距離無線通信:Near field communication)技術を図書館分野で活用した日本初の事例です。現在はまだ運営開始から間もないこともあり、「タッチタグ」にスマートフォンをかざす利用者はまばらですが、オープン時に設置した100種類の「タッチタグ」は、確実に利用者の興味を引いています。

「『カーリルタッチ』導入は、数年後ほかの図書館への普及を見据えた、いわば先行投資です。システムとしてはまだ赤ちゃんも同然ですので、これから大事に育てていきたいと思います。」(湯川氏)

検索機とインターネットを活用して、利用者の読書活動を推進

また、同じように利用者の目を引いているのが「子ども読書推進ナビゲーション」です。かわいいキャラクターが出す質問に答えていくだけで、関連する本を探してお薦めしてくれます。こちらは楽しそうにタッチパネルを押す子どもたちの姿を頻繁に見ることができます。

さらに、読書活動の推進として、Webサイト上で本ごとに書評コメントなどを残すことが可能になり、利用者は関心を持った本について、さまざまな付帯情報を得ることが可能になるシステムを導入しました。また、個人情報保護の観点から、図書館では過去に貸し出した本の情報は保持していません。しかし、過去に借りた本やお気に入りの本などのリストを作成できる「マイ本棚」機能を導入することで、利用者自身が自己管理できるようになりました。

もちろん、クラウド型システムの導入により、職員がシステムの管理に時間を取られることが無い環境や、ICタグ管理により貸出処理・返却処理にかかる時間を短縮できる環境も実現できました。今後はシステム運用負荷の軽減や業務効率化によって創出した人的資源を、図書館サービスの充実のために活用していくことができます。

飯能市立図書館様 システム構成図
飯能市立図書館様 システム構成図

今後の展開

デジタルだけではなくアナログな手段も準備し、子どもの読書活動を支援する

今回導入した図書館システムは、デジタル色を前面に押し出した施策です。しかし、デジタルに不慣れな子どもにも、図書館と本に触れ合える機会を積極的に提供していく予定です。例えば本を借りるとシールが貰え、それを集めることで景品と交換できたり、その日のラッキーな読書スタイルが占えるクジが引けたり、といったアイデアを実現していきたいと考えています。

「子どもの本離れが叫ばれて久しいですが、こうしたアイデアによって、子どもたちが図書館に来る動機作りになればと考えています。とにかく、図書館に来てもらうこと。そして読書に対する垣根を低くすることが狙いです。子どもはいろいろな本をたくさん読む中で、自分の好きな本が分かってきますから、子どもが気軽に図書館に来たくなる『仕掛け』が大切です。」(湯川氏)

現在、同市内の小中学校は違う蔵書管理システムを導入しているため、図書館と学校の図書室との連携は実現できていませんが、将来的には学校とも密接に連携していくことを検討しています。お互いのデータを共有することで、学校にない本は図書館で、図書館にない本は学校で借りるという使い方ができます。このように、同市では子どもにとって本がもっと身近な存在になるような取り組みを続けていきます。

お客様情報

お客様名
所在地 埼玉県飯能市山手町19-5
館長 湯川  康宏
設立 2013年7月1日
蔵書数 約18万冊(市内合計約27万冊)

(注)記載されているお役職等の情報につきましては、2013年9月現在のものです。
(注)記載されている製品名は各社の商標または登録商標です。

推進担当の声

株式会社富士通マーケティング
首都圏営業本部 関越支社 公共営業部
高橋 信也

「カーリルタッチ」と読書推進サービスのご提供で、飯能市様が構想する「課題解決型図書館」実現へ向けたお手伝いができたのではないかと考えております。新図書館オープンに合わせ、システムへの切替えも行なわせていただきました。オープン準備のお忙しい時期の対応で、色々と不安な点が有ったかと思いますが、無事予定通りに運用を開始することができました。今まで以上に多くの方々が来館ご利用するのを目にし、大変うれしく思っております。これからもお客様の良きパートナーとして、「アイデア」を「かたち」にしていくよう努めて参ります。

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