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Japan

プレスリリース

2010年1月27日
富士通エフ・アイ・ピー株式会社

木造住宅構造計算システム「STRDESIGN」混構造オプションの販売開始について

~国内初!! 木造と壁式RC造の混構造住宅を一貫して構造計算可能~

富士通エフ・アイ・ピー株式会社(社長:杉本 信芳、本社:東京都江東区青海)は、本日より木造住宅構造計算システムSTRDESIGN(ストラデザイン)の機能を強化し、国内では初めて混構造住宅の構造計算を一貫して行えるオプションの販売を開始いたします。

構造計算書出力画面(応力図)
 

拡大イメージ (95 KB)

3次元可視化ツールオプションを利用した表示画面

拡大イメージ (107 KB)

混構造住宅とは、1階を鉄筋コンクリート(RC)造または鉄骨(S)造、2階以上が木造の住宅で、土地の少ない都市圏や傾斜地において1階を駐車場や店舗とする場合や、多雪地域に多く見られる住宅です。2007年の改正建築基準法施行により、混構造住宅は、建築確認の際に構造計算を行うことが義務付けられました。
 混構造の構造計算は、木造部分とRC・S造部分を一貫して処理できるソフトウェアがなく、それぞれ専用のソフトウェアを利用するか、または、構造計算を専門の設計業者に依頼するか、いずれの場合でも多くの労力とコストがかかっています。このため、混構造住宅の構造計算を一貫して行える構造計算ソフトに対し、中小の工務店、設計事務所の需要が高くなっています。

STRDESIGN(ストラデザイン)は、建築基準法、同施行令及び国土交通省告示に準拠した在来木造軸組工法住宅の構造計算(許容応力度法)を行う木造住宅構造計算システムです。本オプションが追加された本システムは、1階を壁式鉄筋コンクリート(RC)造、2階以上が木造軸組工法の混構造住宅の構造計算を一貫して行うことができる、国内で初めての木造住宅構造計算システムです。
 本システムのみで混構造住宅の構造計算が可能で、お客様は短時間かつ低コストで信頼性の高い混構造住宅の構造計算が行えます。特に、RC・S造部分にかかる木造部からの荷重については、木造部の構造計算結果をもとに、RC・S造部分に対する荷重分布が自動で設定されます。また、壁式RC造のフレーム計算には当社の土木設計計算パッケージ「FCENA」シリーズで利用している平面骨組解析の計算エンジンを活用しており、高品質で信頼性の高いシステムとなっています。

今後も、富士通エフ・アイ・ピーでは、住宅メーカ、設計事務所、工務店の皆様の様々なニーズにお応えすべく万全な体制を整え、より信頼のおけるサービスのご提供に努めてまいります。

1.特長

  • 1階壁式RC造で2~3階木造軸組工法の混構造住宅の一貫した構造計算が可能
  • RC造のフレーム計算は販売実績のある土木設計計算パッケージ平面骨組解析の計算エンジンを採用

2.機能

  1. モデリング機能
    • 壁式RC造のデータ作成をCADイメージで作成可能
    • フレーム計算に必要なモデル化部材の自動生成機能
  2. 解析処理
    • 上部木造から下部RC造への荷重伝達を自動設定
    • 建物全体を考慮した各階の地震力を算出
  3. 出力機能
    • 構造計算書は上部木造から下部RC造まで一貫して作成
    • 構造計算概要書オプション、3次元可視化ツールオプションにも連動

3.販売時期

販売開始:2010年1月25日

4.販売価格

STRDESIGN(本体) 239,400円(税込、1年間の基本サポート込)
混構造オプション 420,000円(税込、1年間の混構造サポート込)

5.売上見込み

3年間で2億5800万円(混構造オプションは、220本8400万円)

6.関連情報

7.お問い合わせ

富士通エフ・アイ・ピー株式会社

報道関係(総務部)
icon-telephone 電話: 03-5531-5111
icon-mailE-mail:fip-press@cs.jp.fujitsu.com

営業関係(環境サイエンス営業部)
icon-telephone 電話: 03-5730-0723
icon-mailE-mail:fip-info@cs.jp.fujitsu.com

以上


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。