プレスリリース
2007年5月28日
富士通エフ・アイ・ピー株式会社
~機能増強ならびに小規模自治体様向けバージョンの提供、国内初クレジット収納にも対応~
富士通エフ・アイ・ピー株式会社(社長:太田幸一、本社:東京都江東区青海、レインボータウン)は、このたび、水道事業における上下水道料金の窓口業務や検針・収納業務を支援するWeb型水道業務ソリューションの新バージョン「AQUASTAFF上下水道料金管理システムStandard V2」の販売を4月より開始いたしました。機能を増強しセキュリティの強化を図るとともに、小規模な自治体様向けに機能を厳選し導入費用を抑えた「AQUASTAFF上下水道料金管理システム Select V2」も用意いたしました
今日の水道事業は、水質の向上、災害への備え、老朽化などにより水道施設の維持管理や設備投資に多 大な費用がかかる一方、給水人口の減少により料金収入が伸び悩むなど、事業環境はますます厳しくなって おります。こうした中、水道事業は経営安定化のために、コストダウン、業務運営の効率化、滞納者対策等 による収益率改善が求められております。
本システムは、富士通エフ・アイ・ピーが約40年間に渡って培った水道料金受託計算業務のノウハウを基に作成したシステムです。このたびのバージョンアップでは、システムの基本機能として滞納管理の機能を盛り込んでおります。これにより滞納徴収業務の効率化ならびに徴収率の向上を図ることが可能となり、また、民間の運用業者への業務委託も容易になることから業務委託も促進され、水道事業の運用コスト削減にも効果が見込まれます。個人情報の漏洩などに対応するためのセキュリティ機能も強化しており安全性の面でも万全を期しております。
また、水栓数20,000以下の自治体様に対しては、上下水道料金管理のために必須の機能を厳選したSelect版を用意しており、Standard版の利便性を損なうことなく安価に導入することが可能となっております。
今夏には、広がりを見せつつある水道料金の公金クレジット収納機能を水道料金パッケージとしては国内で初めて標準機能として提供する予定です。富士通エフ・アイ・ピーは、企画・コンサルティングから運用や評価まで一貫したサービスを提供する水道事業の"ライフサイクルマネジメント"を目指し、水道事業者をITの側面から支援してまいります。
なお、2007年5月18日より全国5ヶ所において本システムの説明会を開催する予定です。
不納欠損(注1)機能の充実
不納欠損画面が追加されオンラインから個別に欠損処理ができる様になり、時効援用(注2)による即時欠 損処理に対応できます。また、調定(注3)情報画面で、不納欠損になっている状態が確認でき、不納欠損と なった調定に対し収納された場合、収納情報を別画面で参照できます。(簿外処理)
分納誓約機能の充実
分納履歴画面が追加され、過去の分納誓約情報を参照できるようになるとともに、請求履歴や分納誓 約の有無が確認できるようになります。また、分納誓約画面から出力される分納納付書を使い、コンビニエンスストアでの支払いもできるようになります。
料金改定シミュレーション機能追加
シミュレーション用料金テーブルと、過去の調定情報(水量情報)を使用して新料金をシミュレートできるようになります。料金テーブルやシミュレート用の調定情報を複数保持できる為、料金テーブルとデータを組み合わせ、何種類ものパターンで柔軟にシミュレート可能になります。
HHT本体及びCFカード内の個人情報を暗号化しますので、後を絶たないHHTの紛失や盗難による個人情報漏洩を防止できます。(別途暗号化ソフトウェア要)
Select版の機能
水栓数20,000以下の小規模自治体向けに、小規模自治体には比較的必要性の低い機能を無くす事によって標準で提供する機能を限定し、その分安価な価格設定になっています。
機能制限としては以下の通りです。
ご不明な点は、「当社へのお問い合わせ」よりお問い合わせください。
以上
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。