プレスリリース
2006年2月3日
富士通エフ・アイ・ピー株式会社
富士通エフ・アイ・ピー株式会社(代表取締役社長 太田幸一:東京都江東区 レインボータウン)は、ASP型製造販売後調査業務管理システム『PostMaWatch』を、アステラス製薬株式会社様(以下「アステラス製薬」)に導入を決定いただきました。
富士通エフ・アイ・ピーでは、1996年に医薬品情報管理システム『パーシヴ』(注1) を発売し、現在80社(シェア率80%)の製薬企業様にご利用いただいております。また、ASP(注2)でサービスしております製造販売後調査症例データ収集システム『PostMaNet』(注3)もご利用いただき、高い評価をいただいております。
このたびアステラス製薬様にご導入を決定いただいた『PostMaWatch』は、富士通エフ・アイ・ピーがこれまで蓄積してきたノウハウや経験を活かして開発したもので、ASP型で提供する新薬の製造販売後調査業務のマネジメント支援サービスです。これにより製薬企業の業務の効率化はもとより、今後ますます増大する製造販売後調査のビジネスプロセスの抜本的な改革のご支援ができます。
【PostMaWatchの主な特徴】
製薬企業では、新薬の開発に多大なコストと期間をかけておりますが、あわせて法令に従った新薬の安全性・有効性の調査にも多くのコストや時間・労力などの資源をかけています。新薬の調査は開発段階(治験)だけでなく、厚生労働省に新薬として承認され、市販された後も安全性・有効性の調査(製造販売後調査=PMS)を実施する義務があり、データの集計/解析などを行う必要があります。さらに承認から6年後にも新薬の安全性・有効性について再審査が義務付けられており、この段階でもデータの集計/解析の必要があります。
このように製薬企業では、新薬の開発に加え、製造販売後調査にも様々なコストがかかっているのが実情で、業務の効率化とコストの削減は大きな課題となっております。製造販売後調査業務のコスト削減には、マネジメント業務を管理している部門に大量集中している業務を機能的に分散するなど、業務プロセスの改善が必要とされています。
『PostMaWatch』は、富士通エフ・アイ・ピーのIDCセンタの専用サーバで運用するため、ユーザ企業様のソフト資産の圧縮・システム運用業務の削減が可能となります。
現在多くの製薬企業に導入されておりますクライアント/サーバ型のシステムでは、医療機関との契約情報のや調査票データの入力作業など手間のかかる業務が管理部門に集中しています。
こうした業務をWeb化することで、医療機関と直接コンタクトをとるMRが、契約情報などを直接入力できるようになり、管理部門は進捗管理などのマネジメント業務に専念できるようになるため、業務の効率化・人的資源の有効活用が期待できます。
さらに『PostMaWatch』と『PostMaNet』を組み合わせることで、製造販売後調査の業務プロセスが全てカバーされ、業務管理データと症例データとを一元管理することが可能となり、スピーディな業務運営が実現できます。
今日、製薬業界においては営業力の強化(MR組織の拡大)、管理コストの削減・資源の有効活用は大きなテーマとなっております。『PostMaWatch』は、拡大するMR組織の有効活用と管理部門のコスト削減を同時に実現し、市販後業務でのビジネスプロセスの抜本的な改革を目指しております。
アステラス製薬様には以上のような変革に対応したビジネスプロセスの改革を目的に『PostMaWatch』のご導入を決定いただいたものです。
富士通エフ・アイ・ピーは、一昨年11月より『PostMaWatch』の開発を進めて参りましたが、今後は、CRO連携機能等の強化を図り、さらなる効率化とBPR(注5)の実現を目指します。
富士通エフ・アイ・ピーは、今後ますます求められる製薬企業様の医薬品情報管理の充実に対応するよりよいサービスのご提供を推進し、ひいては患者様のために貢献してまいります。
【機能/特徴】
【製品&サービス】
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以上
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