プレスリリース[ サービス ]
2019年1月31日
富士通アドバンストテクノロジ株式会社
富士通アドバンストテクノロジ株式会社(注1)(以下、富士通アドバンストテクノロジ)は、クラウド上でプリント基板上のパターンアンテナの設計を自動化できる「FUJITSU Manufacturing Industry Solution TECHNOLOGY on CLOUD アンテナ自動設計ツール」を、2019年2月1日より提供開始します。
本サービスは、IoT機器設計を行うお客様を主たる対象としており、PCB設計業務におけるアンテナの設計・チューニング作業工程を一般的な電磁界解析ツール利用時と比較して約1/40以下(注2)に短縮します。
本サービスにより、お客様はアンテナ設計に関わる専門知識の習得が不要となり、簡単に高性能なアンテナを設計することができます。
現在、IoT(注3)の進展とともに無線通信を行うデバイスが増えてきており、高性能なアンテナの設計効率化対応が強く望まれています。特にIoT機器を初めて設計するお客様においては、アンテナに関する専門知識の習得にかかる負担が大きく、専門知識不要で簡単に高効率なアンテナの設計を短期間で行うソリューションへのニーズが高まっています。これを踏まえ当社では、株式会社富士通研究所(注4)のアンテナ設計ノウハウ(暗黙知)をロジック化(数値化)した独自アルゴリズム(特許出願中)と、富士通アドバンストテクノロジが保有する3次元電磁界シミュレーターをもとに本自動設計ツールを開発しました。本サービスの導入により、アンテナ設計期間を市販の電磁界シミュレーターを用いて行った場合にかかる1~2週間から1時間と約1/40の短縮が可能になり、お客様の設計改革を推進いたします。
製品・サービス名 | 販売価格(税別) | 提供時期 |
---|---|---|
アンテナ自動設計ツール | 月額3万円(税別)より | 2/1提供開始
(※無料トライアル期間 3月末まで) 4月より有償提供 |
https://www.tek-mall.com/pub/introduction/antenna/(アンテナ自動設計サイト)
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
注1 | 富士通アドバンストテクノロジ株式会社:本社 神奈川県川崎市、代表取締役社長 宮澤 秋彦 |
注2 | アンテナ設計作業にかかる期間を市販の電磁界シミュレーターを用いて行った場合にかかる期間を1~2週間と想定し、1日8時間をアンテナ設計に費やしたものとして算出。 |
注3 | Internet of Things(モノのインターネット)。全てのモノがインターネットにつながり、様々なサービスがインターネットを介して提供されることを指す。 |
注4 | 株式会社富士通研究所:本社 神奈川県川崎市、代表取締役社長 古田 英範 |
注5 | LoRa,Sigfox,BLE,Zigbee,Wifi,ETC,GPS等を搭載する機器のアンテナが該当する。 |
注6 | 設計要件(アンテナやGNDの設置可能な面積、基板材料)により、要求される性能を満たすアンテナを自動設計できない場合があります。 |
富士通アドバンストテクノロジ株式会社
ビジネス推進室
電話:044-742-2100(代表)
受付時間:9時~17時(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)
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