定員を上回る多くのお客様にご来場頂きました。ありがとうございました。
2010年3月25日(金曜日)、富士通本社(汐留)にて「コールセンターにおける顧客満足度の最大化と最適化のコストのバランス」と題しましてセミナーを開催いたしました。
***日本版CSIの主査を務める明治学院大学小野准教授に3月15日発表されたばかりの各業種ランキングも交え日本版顧客満足度指数についてご講演頂きました。また、当社より大手製造メーカーで取り組んだ「コールセンターのバリュー(価値)の可視化」活動を通じて見えてきた顧客起点経営におけるコールセンターのあり方についてのロジックをご説明いたしました。
開催概要 | |
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日時: | 2010年3月25日(木曜日)14時~17時 |
開場: | 汐留シティセンター 6階(富士通本社)ユーザーコミュニティーサロン |
定員: | 60名 |
ご来場者数: | 98名様 |
「セミナー概要」
顧客起点経営において、コールセンターは重要なお客様接点機能の一つであります。しかし、現在の厳しい経営環境の中、企業はコールセンターのコストを縮小していく傾向にあります。一方で限られたコストの中、顧客満足度の最大化も追求しなければなりません。顧客満足度の最大化とコスト最適化について、企業はどのような均衡点を見出すべきなのでしょうか?本セミナーでは、大手製造メーカーで取り組んだ「コールセンターのバリュー(価値)の可視化」活動を通じて見えてきた顧客起点経営におけるコールセンターのあり方について実践例を盛り込みながらご紹介いたします。
小野 譲司 氏
明治学院大学 経済学部 准教授
サービス生産性協会が2009年度に一部公表した「***日本版CSI」というカスタマーサーベイの内容や結果をもとに顧客満足度の捉え方や活用方法をご講演頂きました。
また「お客様からのクレームを企業としてキチンと対応することによって次に繋がっていく、コールセンターはまさにその重要な役割を担っている。」と言った企業におけるコールセンターの重要性もお話頂きました。
寺川 正浩 氏
株式会社日本能率協会コンサルティング(JMAC)
BPR事業部 チーフ・コンサルタント
JMAC寺川氏より下記の内容でご講演頂きました。
水野 敏伸
富士通コミュニケーションサービス
株式会社
営業本部 営業開発部長
当社、営業開発部長水野より下記の内容でご説明を致しました。
「今回のセミナーの内容は今後の業務の役に立ちますか?」という質問の回答で約半数の方が「役に立つと思う」と回答して頂きました。また、「参考になった」「勉強になった」というご意見や「自社のセンターでも活用できそう」や「自社のセンターでも試してみたい」などたいへん貴重なご意見を多く頂きました。
アンケート概要 | |
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来場者数 | 98名様 |
有効回答数 | 80件 |
アンケート形式 | 記入式 |
コールセンターの課題として一番優先度が高かったのが顧客満足度の向上。品質向上については優先度1~3の全てに選ばれている。
優先度1 | |
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1 | 顧客満足度向上 |
2 | 業務効率化 |
2 | 品質向上 |
優先度2 | |
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1 | 品質向上 |
2 | 顧客満足度向上 |
3 | 業務効率化 |
優先度3 | |
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1 | 業務効率化 |
2 | 情報分析・共有 |
2 | 品質向上 |
富士通コミュニケーションサービス(CSL)のコンタクトセンターマネージメントサービスはコンタクトセンター(コールセンター)で経験を積んだ品質管理の専門スタッフが、CSL独自のサービスフレームワークである「CSL Standard」をベースにセンターの問題と課題を見える化し、最適な改善案を提供いたします。最適な改善案を提供いたします。コンタクトセンターの診断から改善、さらには品質向上まで現場の視点で支援いたします。
応答品質を測る指標が上位をしめており品質向上への意識の高さが見受けられる。その他の指標としてはクレーム件数、品種別問合せ件数や貢献度などがあった。また管理している指標の数として3種類がという回答が一番多かった。
順位 | 指標 |
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1 | 放棄呼/応答率 |
2 | 平均応答時間 |
3 | コール・モニタリング評価 |
4 | 顧客満足度 |
5 | 稼働率 |
6 | サービスレベル |
7 | 途中放棄率 |
7 | 欠勤率 |
9 | 退職率/定着率 |
9 | オペレーション経費 |
順位 | 管理している指標の数 | |
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1 | 3種類
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2 | 2種類 | |
2 | 1種類 | |
4 | 4種類 | |
5 | 5種類 |
全体の約40%が経営まで管理指標を共有している。また"関連部門まで共有できている"を含めると全体の約70%が自部門以外と管理指標を共有している。
1 | コールセンターの数値化、見える化が解った、良かった。 |
2 | 自社のサポートセンターの財務効果にも波及させたい。また独自の貢献項目もあり、検討していきたい。 |
3 | コールセンターの存在意義を考えるという点で考え方の一助となりました。 |
4 | コールセンター運営の悩みにとても同意できたため、セグメンテーションと分析を進めていきたいと思いました。
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5 | 顧客満足度を向上させることと、コスト削減の方針にうまれる溝を埋めるためにはどうしたら良いのかというヒントになりました。 |
注1: 日本版CSI
日本のサービス産業の競争力強化と生産性向上を目的として、平成19年度から開発に取り組み、これまで22業界、200社以上の実証調査を踏まえて構築されたもの。日本版CSIを活用することで、業界内外の優れた企業の取組みに学ぶことが可能になり、業界を超えたサービス品質競争により、サービス産業全体の生産性向上が促進されることが期待される。
本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等はセミナー開催日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。