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横浜市住宅供給公社 様

横浜市住宅供給公社 様

独自の音響分析技術で安否・健康両面の見守りを実現。プライバシーへの配慮と安心感で居住者からも高評価

横浜市住宅供給公社は、一人暮らしの高齢者向けに、より安全・安心で付加価値の高い見守りサービスの導入を検討していた。すでに普及している見守りサービスには、プライバシーや緊急時の対応に課題があった。そこで、「FUJITSU IoT Solution UBIQUITOUSWARE 居住者の見守りソリューション」の導入を検討。独自の音響分析技術とコールセンターとの連携で、プライバシーを確保しつつ安否と健康の両面を見守るサービスだ。実証実験による居住者からの高い評価を得て、本格利用を開始。居住者への高い付加価値の提供で、他の賃貸物件との差別化を図っている。

課題と効果

  • 高齢単身者の増加による暮らしのサポートの充実
    安否と健康両面を見守る付加価値の高い賃貸住宅を提供
  • 既存の見守りサービスはブライバシーや緊急時に課題
    独自音響分析技術でプライバシー確保と緊急対応を両立
  • 居住者に見守りサービスが受け入れられるか不安
    双方向のコミュニケーションができ居住者から高い評価

背景

一人暮らしの高齢居住者向け
見守りサービスの推進と課題

横浜市住宅供給公社は1966年の創立以来、地域のさまざまな課題に対応しながら、市民の居住水準の向上や住環境の整備の実現に貢献してきた。そして昨今、大きな課題のひとつとなっているのが高齢者に対する生活安全サポートだ。
「公社が現在、積極的に取り組んでいる事業に“団地再生”があります。40年〜50年前に建てられて老朽化した建物を再生し、街を元気にすることを目標としていますが、年齢を重ねたのは建物ばかりではありません」と話すのは、横浜市住宅供給公社理事長 浜野四郎氏。

超高齢化時代を迎え、横浜市でも一人暮らしの高齢者は増えた。
「普段は元気な方でも突然体調が悪くなる、転んで怪我をするといった不安があります。その最悪なケースが孤立死です。公社としても、安全・安心に暮らしていただけるための手助けを積極的に行っていきたいと考えています」(浜野氏)

すでに一人暮らしの高齢者を見守るための、様々なサービスが普及している。例えば、緊急通報ボタンの設置や、センサーで居住者の動きを確かめたり、カメラで居住者の様子を確認したりするサービスだ。横浜市住宅供給公社はこれまで見守りサービスの検討をしたが、課題もあった。

例えば、緊急通報ボタンを押して外部に知らせるサービスは、「意識を失わずにボタンを押せた時は役に立ちますが、意識を失って倒れた場合には機能しません」と賃貸住宅事業課課長補佐 戸田敦也氏は話す。

また、プライバシーの確保も課題のひとつで、「居住者宅にカメラを設置するサービスは、“見られている”と感じ、拒絶反応を示す方もいらっしゃいます」(戸田氏)

そういった課題を解決し、さらに、「より人の温かみを感じられるサービスや安否見守りだけでない付加価値の高いサービスを提供できないかと考えていました」(戸田氏)

そうした中で注目したのが、富士通が提供する「FUJITSU IoT Solution UBIQUITOUSWARE 居住者の見守りソリューション」だった。

  • 横浜市住宅供給公社
    理事長
    浜野 四郎 氏

  • 横浜市住宅供給公社
    賃貸住宅事業課主事
    中山 悠 氏

  • 横浜市住宅供給公社
    賃貸住宅事業課課長補佐
    戸田 敦也 氏

  • 横浜市住宅供給公社
    賃貸住宅事業課技師
    竹中 庸子 氏

経緯

6ヶ月の実証実験で
利用者にとっての価値を検証

富士通の「居住者の見守りソリューション」は、室内に設置したリモートケアベースで生活上発生する音や人の動き、温湿度をセンシングすることで居住者の生活状況を把握し、異常時の早期発見を行うものだ。また安否見守りだけでなく、24時間看護師が常駐する富士通グループのコールセンターから定期的に体調を伺うなど、健康見守りも行う。
「プライバシーに配慮している点が素晴らしいサービスだと思いました。そこで、実際に居住者の方に使っていただき、評価をしてもらおうと実証実験を行うことにしました」(戸田氏)

ただ、「実証実験を行うにあたって、このサービスを居住者がすんなりと受け入れてくれるのか、不安はありました」と話すのは、賃貸住宅事業課 中山悠氏。
「これまでになかった新しいサービスですので、例えばリモートケアベースがどの程度の精度で生活音を感知できて実際の効果につながるのかなど、私自身、実証実験を始めるまでは正直、半信半疑でした」(中山氏)

実証実験は、横浜市住宅供給公社が管理する賃貸住宅に居住している65歳以上の単身世帯者を中心とした方々にモニターとして協力いただき、2017年5月から半年間かけて行われた。

ポイント

独自の音響分析技術で
プライバシーに配慮

実証実験を行うために、まずモニターとなる居住者宅の居間と寝室にリモートケアベースを設置する。同装置には人感センサーと音を拾うマイク(音センサー)、温湿度を感知するセンサーが搭載されており、この複数のセンサーを組み合わせて機能させることで、居住者を24時間、365日見守る。

人感センサーと音センサーによって収集した情報から、人の動きや生活音を検出し、生活気配の有無を推測。この際、会話などの実音声はリモートケアベース内で処理され、録音や外部への送信は一切行われない。あくまでも生活のサインとして捉えたいテレビの音、咳、発話、いびきなどを抽出し、居住者が“活動したか否か”の情報を一時間に一回、定期的にクラウド上に集約する。長時間にわたって生活気配がない、転倒を疑う大きな音がしたなどの異常を検出すると、コールセンターから居住者宅に状況確認を行ない、呼びかけに応じない場合などは、緊急連絡先に連絡する。

他にもリモートケアベースには、緊急時にコールセンターと通話できる緊急通報ボタンや看護師と直接会話できる相談ボタンがあり、状況に応じて利用できる。

こうしたソリューションの仕組みにおいてポイントとなるのは、独自のアルゴリズムだ。富士通は長年、らくらくホンを中心とした携帯電話の聞きやすさ話しやすさを向上させる音響分析技術に注力してきたが、この技術が本ソリューションにおける多くのアルゴリズムに活かされている。まさに富士通だからこその着眼であり、実現できたものである。

効果と今後の展望

センシング技術+人によるケア
高評価を受けて本格導入へ

様々な「安心」を提供する本サービスは、モニターからも高い評価を受け、実証終了後にはモニターの半数近くが本サービスの契約を希望し、格導入が始まった。

「24時間体制で見守られている安心感をモニターとして参加された多くの方が感じられたようです」と話す中山氏。

異常時に素早く対応することはもちろん、本サービスは、日常的に居住者の不安をケアする。そのひとつが健康相談の受付だ。コールセンターに24時間常駐する看護師が利用回数無制限で健康相談に応じる。

また、「お元気コール」として、健康状況を確認する電話をコールセンターから定期的に居住者へ発信。センシングした咳やいびきなどのデータを元に健康アドバイスも行う。24時間蓄積したデータをそのまま眠らせるわけでなく、健康相談などに活用できるのも、このサービスの特長のひとつだ。

「一人暮らしの私たちにとって、お元気コールはとても頼りになります」と話すのは、実証実験のモニターとして参加し、現在も本サービスを利用する居住者様。「咳が多く検出された等普段との違いを電話で連絡していただき、そのことを掛かり付けの医師にも伝えました。自分では気づけない細かな体調の変化を知らせてくれて、それを健康管理にも活用できる。頼もしい限りです」とサービスの充実ぶりを喜んでいただいている。

「緊急通報ボタンにしてもセンサーによる安否通知にしても、これまでの見守りサービスは一方通行なものでした。しかし、今回実証実験した見守りサービスは双方向のコミュニケーションを大事にすることで温かみのあるサービスと感じられているようです。」と賃貸住宅事業課 竹中庸子氏は住居者からの声を語った。

一人暮らしの方にとって、気軽にスタッフと会話できることも好評だ。

「ざっくばらんに日常会話を重ねる中で、体調の小さな変化に気づくこともあります。居住者にとっても、いつでも相談できる相手がいるという安心感を持ってくださった方が多かったです」と竹中氏。

安否を見守るだけでなく、「健康をサポートし、さらに快適に暮らすための付加価値の高いサービスを提供できることで、他社の賃貸物件との差別化も図れました」と話す戸田氏。

今後について、「より多くのあらゆる世帯に、安全・安心な住まいを提供できるよう、これからも富士通さんには、研究を重ねていただき、さらに素晴らしいサービスを提供していただくことを期待します」と浜野氏は語った。

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FUJITSU IoT Solution UBIQUITOUSWARE 居住者の見守りソリューション
関連リンク
職場・暮らし
横浜市住宅供給公社 様
本社所在地 横浜市神奈川区栄町8番地1
設立 1966年12月1日
代表者 理事長 浜野 四郎
ホームページ http://www.yokohama-kousya.or.jp/ Open a new window
概要 街づくりを中心とした分譲住宅および関連施設等の建設事業。賃貸住宅および関連施設等の管理事業。市営住宅管理の受託事業、その他の受託事業。

[2018年4月掲載]

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