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Fujitsu

Japan

「平成23年度科学技術分野の文部科学大臣表彰」において「科学技術賞(開発部門)」を受賞

7月20日、電子情報技術産業協会(JEITA)にて、平成23年度科学技術分野の文部科学大臣表彰の伝達式が行われました。富士通グループは、科学技術賞の開発部門で1件5名が受賞しました。
(注)文部科学大臣表彰の表彰式は当初4月に予定されていましたが、東日本大震災の影響で中止となり、7月に電子情報技術産業協会(JEITA)にて同表彰の伝達式が開催されました。

【科学技術賞(開発部門)】
本部門は、我が国の社会、経済、国民生活の発展向上などに寄与し、実際に利活用されている画期的な研究開発、もしくは、発明を行った者を対象としています。

【受賞者】
塩原守人(富士通 セキュリティソリューション本部 シニアディレクター)
遠藤利生(富士通研究所 メディア処理システム研究所 イメージコンピューティング研究部)
青木隆浩(富士通研究所 ソフトウェアシステム研究所 セキュアコンピューティング研究部)
代居智彦(富士通 金融ソリューション開発本部 パームセキュアビジネス推進室 室長)
勝又裕(富士通フロンテック 金融システム事業本部 シニアディレクター)

【案件名】
「金融機関向け手のひら静脈認証技術の開発」
金融機関では、スキミングによる偽造カードを用いた不正引き出し事件への対策が強く望まれていました。そこで、本人認証性能の高い技術として、指や顔などの生体認証技術より優れた、手のひら静脈認証技術の開発に世界で初めて成功しました。この技術では、手のひらの静脈パターンが、体の内部の情報であり、個人を識別する多くの情報を持つことから、確実な本人の認証を実現しました。手のひら静脈認証技術は、国内で初めて銀行ATMに搭載され、利用者が70万人に達するほど、安心・安全な国民生活に貢献しただけでなく、ブラジルの銀行ATMでは300万人以上、北米の病院でも300万人以上に利用されるなど、国際的にも金融分野にとどまらず、さまざまな分野で安心・安全な社会実現に大きく寄与しています。


賞状を受け取る塩原シニアディレクター(左)