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Fujitsu

Japan

「第6回新機械振興賞」において「会長賞」を受賞

富士通グループは、財団法人機械振興協会が主催する「第6回新機械振興賞」において、「会長賞」を受賞いたしました。
表彰式は、1月19日に東京プリンスホテルにて行われました。

【新機械振興賞】
(財)機械振興協会(豊田章一郎会長)が主催する新機械振興賞は、独創性、革新性および経済性に優れた機械工業技術にかかわる研究開発およびその成果の実用化により、新製品の製造、製品の品質・性能の改善、または生産の合理化に顕著な業績をあげたと認められる企業や研究開発担当者を表彰対象とする賞です。

《受賞者》
松下 直久統括部長(富士通 ものづくり推進本部)
牛丸 明彦(富士通 ものづくり推進本部)
古井 寿一(富士通 ものづくり推進本部)
野村 進直(富士通 ものづくり推進本部)
長内 守 (富士通オートメーション)
真田 正 (富士通オートメーション)
渡辺 晴彦(富士通オートメーション)
※所属・役職は受賞決定時のものです。

《受賞技術》
「磁気ヘッド・サスペンション(注1)調整技術の開発」
今回受賞した技術は、レーザー・フォーミング技術(注2)を応用し、熱損傷を起こさずに微細部分の曲げ成形が可能で、かつサスペンションのねじれ量を高品質・高精度に調整できる技術です。また、軽量なレンズのみを移動させるだけで照射位置を決め走査できるレンズ・スキャン方式の開発により、高品質なサスペンションを大量に生産することができます。
本技術および装置の開発により、サスペンションの製造歩留まりを向上させ、コストを低減させることができ、将来の記録密度の高いHDDに対応した高精度なサスペンションを効率良く製造することを可能としました。なお、本装置は国内外のサスペンションメーカーやHDDメーカーに導入されており、現在全世界で数十台が稼働中です。

(注釈)
(注1) 磁気ヘッド・サスペンション:HDDの記録情報を読み書きする磁気ヘッドを支持するバネ部材。
(注2) レーザー・フォーミング技術:レーザー光を金属板に照射して、板厚方向に生じる熱勾配によって発 生する熱応力を用いて塑性曲げ加工を行う方法。

第6回新機械振興賞表彰式 賞状を受け取る松下統括部長(右)
賞状を受け取る松下統括部長(右)

第6回新機械振興賞表彰式 受賞者及び関係者一同
受賞者及び関係者一同