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  7. 7.2.4.4 文脈におけるリンクの目的に関する達成基準

7.2.4.4 文脈におけるリンクの目的に関する達成基準

それぞれのリンクの目的が、リンクのテキストだけから、又はプログラムが解釈可能なリンクの文脈をリンクのテキストと合わせたものから解釈できなければならない。ただし、リンクの目的が一般的にみて利用者にとってあいまい(曖昧)な場合は除く。

引用元: JIS X 8341-3:2010「高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器、ソフトウェア及びサービス-第3部:ウェブコンテンツ」

解説

ユーザーがそのリンク先へ移動するかどうかを判断できるように、リンク先に何があるのかが分かるようにリンクテキストを記述するか、「 プログラムが解釈可能なリンクの文脈 」と組み合わせることによってリンク先に何があるのかが分かるようにしなければなりません。なお、リンクが画像の場合には、そのalt属性値である代替テキストがリンクテキストとなります。

等級AAAの「7.2.4.9 リンクの目的に関する達成基準」では、リンクテキストだけでリンク先が分かるように記述することが求められています。しかし、等級Aの本達成基準ではリンクテキストだけでは不明確であっても、「"プログラムが解釈可能なリンクの文脈"」と組み合わせることによってリンク先が特定できれば、達成基準を満たすことができます。『WCAG 2.0 解説書』では、その「"プログラムが解釈可能なリンクの文脈"」として、次のようなものが挙げられています。

  • リンクが含まれている文
  • リンクが含まれているリスト項目(li要素)
  • リンクが含まれているパラグラフ(p要素)
  • リンクが含まれているデータセルと関連付けられている見出しセル(th要素)
  • リンクの直前にある見出し(h1~h6要素)
  • リンクが含まれている入れ子のリスト項目の親リスト項目(li要素)

例えば、リンクテキストに「こちら」としか記述されていない場合、リンク先に何があるのか分かりませんが、「こちら」というリンクが含まれている文全体やリスト項目全体の内容を確認することによって、そのリンク先が明確になることがあります。そのような場合には、等級AAAの達成基準は満たせていませんが、等級Aの本達成基準は満たしているといえます。

これらの「"プログラムが解釈可能なリンクの文脈"」を用いて本達成基準を満たそうとする際には、特に音声ブラウザやスクリーンリーダーによるサポート状況を確認する必要があります。サポート状況は、ウェブアクセシビリティ基盤委員会(WAIC)が公開している『 アクセシビリティ・サポーテッド(AS)情報 』を参考にできます。

また、検索ロボットがリンクテキストの文言をリンク先のウェブページのキーワードとして認識する傾向もあることから、リンク先の分かるリンクテキストを記述することを推奨します。

事例と実装

良い例 1:リンク先が明確なリンクテキスト

スクリーンショット:『「JIS X 8341-3:2010の概要」の続きを読む』と記述されたリンクテキスト

リンクテキストだけでリンク先がどういうページなのかが分かる。

良い例 2:直前の見出しと組み合わせるとリンク先が明確になるリンクテキスト

スクリーンショット:「続きを読む」としか記述されていないリンクテキスト

リンクテキストの「続きを読む」だけではリンク先がどういうページなのかが分からないが、直前にある見出し(h要素)の「JIS X 8341-3:2010の概要」と合わせると "何" の「続き」なのかが分かる。

良い例 3:関連付けられた見出しセルと合わせるとリンク先が明確になるリンクテキスト

スクリーンショット:テーブル内で何度も繰り返されている「HTML版」、「PDF版」、「Word版」というリンクテキスト

テーブルのデータセルで「HTML版」、「PDF版」、「Word版」という同じリンクテキストがそれぞれ3回繰り返し使われている。それぞれのデータセル(td要素)と関連付けられている見出しセル(th要素)の「2010年」、「2011年」、「2012年」と合わせると、それぞれのリンク先の違いが明確になる。

参考情報

関連する達成基準

等級A
等級AAA