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  7. 7.2.2.1 調整可能な制限時間に関する達成基準

7.2.2.1 調整可能な制限時間に関する達成基準

コンテンツに制限時間を設定する場合は、次に挙げる事項のうち、少なくとも一つを満たさなければならない。

a) 解除
制限時間があるコンテンツを利用する前に、利用者がその制限時間を解除することができる。

b) 調整
制限時間があるコンテンツを利用する前に、利用者が、少なくともデフォルト設定の10倍を超える、大幅な制限時間の調整をすることができる。

c) 延長
時間切れになる前に利用者に警告し、かつ、少なくとも20秒間の猶予をもって、例えば“スペースキーを押す”などの簡単な操作によって、利用者が制限時間を少なくとも10倍以上延長することができる。

d) リアルタイムの例外
リアルタイムのイベント(例えば、オークション)において制限時間が必す(須)の要素で、その制限時間に代わる手段が存在しない。

e) 必要不可欠の例外
制限時間が必要不可欠なもので、制限時間を延長することがコンテンツの動作を無効にすることになる。

f) 20時間の例外
制限時間が20時間よりも長い。

引用元: JIS X 8341-3:2010「高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器、ソフトウェア及びサービス-第3部:ウェブコンテンツ」

解説

コンテンツに制限時間がある場合には、その制限時間内にコンテンツを読んだり、必要な操作を完了させたりすることが困難なユーザーが、必要に応じてその制限時間を解除、調整または延長できるようにしなければなりません。

本達成基準では、d)~f)にあるように、次の3つに該当する場合には例外として制限時間を設けることが認められています。

  • リアルタイムで進行しているイベントで、制限時間なしではそのイベントが成立しない場合(例:オークション)
  • 一定の制限時間を設けないと、サイト本来の機能や目的が果たせなくなる場合(例:チケット予約サイト)
  • 制限時間が20時間よりも長い場合

これらの例外に該当せずに制限時間を設ける場合、ユーザーが操作を完了するのに十分な時間を提供する必要があります。本達成基準では、次のようにユーザーにとって望ましい順でその方法を挙げています。

  1. そのコンテンツを利用する前に、ユーザーが制限時間そのものを解除できるようにすること
  2. そのコンテンツを利用する前に、ユーザーが制限時間をデフォルトの10倍以上の長さに調整できるようにすること
  3. 制限時間が切れてしまう20秒以上前に警告を出して、ユーザーが制限時間を10倍以上の長さに延長できるようにすること

情報を伝えているテキストが動いていたり、スクロールしていたり、または自動更新やリダイレクトされたりする場合も、コンテンツを読むのに制限時間があるといえます。例えば、「○秒後に新しいURLに移動します」というようなメッセージとともにリダイレクトするウェブページも、「コンテンツに制限時間を設定する場合」に該当します。ただし、制限時間のないサーバーのリダイレクト(例: HTTPレスポンスコード 3xx)であれば、制限時間はなく瞬時にリダイレクトされるので、本達成基準は適用されません。「 7.2.2.2 一時停止,停止及び非表示に関する達成基準 」も参照してください。

事例と実装

良い例:時間切れの警告

スクリーンショット:時間切れを警告し、制限時間を延長するかどうかを確認するダイアログ

制限時間が切れてしまう20秒以上前に「時間切れの警告」ダイアログを表示し、「この画面の制限時間を延長しますか?」とユーザーに確認する。ユーザーが[はい]ボタンを押せば、コンテンツの制限時間が延長される。

参考情報

関連する達成基準

等級A