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7.1.3.3 感覚的な特徴に関する達成基準

コンテンツを理解し操作するための説明を、形、大きさ、視覚的な位置、方向又は音のような、構成要素がもつ感覚的な特徴だけで提供してはならない。

引用元:JIS X 8341-3:2010「高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器、ソフトウェア及びサービス-第3部:ウェブコンテンツ」

解説

コンテンツを理解し操作するための説明文で形、大きさ、視覚的な位置、方向や音を用いる際には、形や大きさ、音を知覚できない、あるいは空間的な位置や方向に関する情報を利用できないユーザーにも理解できるように説明を補足しなければなりません。

形、大きさ、視覚的な位置、方向なども用いて説明文を提供することによって、認知能力の低下しているユーザーをはじめとして、多くのユーザーにとって理解しやすくなります。しかし、視覚に障がいのあるユーザーなどのように、そのような情報を利用できない場合もあります。例えば、「円いボタンを押してください」ではなく、「円い[実行]ボタンを押してください」というように、形が分からなくても、どのボタンを押せばよいのかが分かるように記述します。

その際、操作の対象となるものにラベルとなるテキストが付けられていることが前提となります。「円い[実行]ボタン」であれば、「実行」というラベルが付いていなければ、ユーザーはそのボタンを見つけることができません。

また、視覚的な位置や方向については特に注意が必要です。近年はデバイスの多様化が進んでいることもあり、ユーザーがコンテンツを閲覧している環境も様々です。ブラウザのウィンドウ幅によって、コンテンツの配置や見え方が変わるケースも増えていますので、視覚的な位置や方向に言及する際には様々な閲覧環境を考慮する必要があります。

事例と実装

良い例:視覚的な位置だけでなく、ボタンのラベルも記述

スクリーンショット:「右側の[進む]ボタン」、「左側の[戻る]ボタン」と記述している説明文

説明文に「右側」、「左側」という視覚的な位置が用いているが、あわせて「[進む]ボタン」、「[戻る]ボタン」とボタンのラベルを記述していて、各ボタンにもそのラベルが記述されている。ユーザーは、視覚的な位置が分からなくても、どのボタンを押せばよいのかを理解して操作することができる。

悪い例:視覚的な位置だけを記述

スクリーンショット:「右側のボタン」、「左側のボタン」としか記述していない説明文

説明文に「右側」、「左側」という視覚的な位置だけしか記述されていないため、ユーザーはどのボタンを押せばよいのかを理解することができない。

参考情報

関連する達成基準

等級A