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  7. 7.1.2.4 ライブの音声コンテンツのキャプションに関する達成基準

7.1.2.4 ライブの音声コンテンツのキャプションに関する達成基準

同期したメディアに含まれているすべてのライブの音声コンテンツに対して、キャプションを提供しなければならない。

引用元:JIS X 8341-3:2010「高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器、ソフトウェア及びサービス-第3部:ウェブコンテンツ」

解説

ライブ」の「同期したメディア」を用いる際には、音声で伝えている情報をテキストに書き起こして、画面上で「キャプション」として提供しなければなりません。

「同期したメディア」というのは、多くの場合、音声付きの映像(動画)のことを指します。音声を聞くことのできないユーザーは、音声付きの映像の音声だけで伝えられている情報を入手することができません。そのため、音声を聞くことができなくても、「ライブ」で提供されている音声付きの映像から等価な情報が得られるように「キャプション」を提供する必要があります。

「キャプション」には次の2種類があり、いずれかの方法を用いて提供します。

オープン・キャプション
画面に常に表示されているキャプション。

クローズド・キャプション
画面への表示/非表示の切り替えが可能で、ユーザーが必要に応じて画面に表示させることができるキャプション。

「キャプション」は、必ずしも音声と同等の情報を伝えることができるとは限りません。それは、一度に画面に表示できる「キャプション」の文字数は限られているからです。例えば、話者がとてもい早口で話しているような場合には、時間と画面上のスペースに限りがあるため、一言一句を忠実に書き起こしたものを「キャプション」として表示させることが不可能な場合もあります。そのような場合には、要点だけは理解できるように発話内容を編集するなどの工夫が必要になります。

ただし、「ライブ」の場合には、「キャプション」のテキストを書き起こすのが困難な場合があります。例えば、音声が聞き取れなかったとしても再確認することはできません。また、誤字や脱字があったとしても修正することができません。将来的には音声認識技術などを用いて、リアルタイムで「キャプション」のテキストを書き起こすことが可能になるかもしれません。海外では、リアルタイムのキャプション作成サービスなども登場してきています。しかし、日本語のコンテンツにおいては、現時点ではまだそのようなサービスはありません。

また、「キャプション」のテキストには、例えば電話の着信音などのように、話者の発話内容以外に音声(意味のある効果音を含む)によって伝えられている情報も含める必要があります。さらに、複数の話者がいる場合には、もし可能であれば「キャプション」の表示位置を変えたり、話者が切り替わるたびに話者の名前を明記したりすることによって誰が話しているのかも示します。

事例と実装

良い例:キャプション

スクリーンショット:クローズド・キャプションが表示されているビデオプレイヤー

クローズド・キャプションを提供する場合、ビデオプレーヤーに表示/非表示を切り替えるボタンを設けて、ユーザーが必要に応じて切り替えられるようにする。欧米では、クローズド・キャプション(Closed Caption)の頭文字をとって [CC] というボタンを提供することが多い。

参考情報

関連する達成基準

等級A