****************************************************************************** ** ** ** ソフトウェア説明書 ** ** ** ** Japanist 2003 体験版(64bit) ** ** ** ****************************************************************************** 高度な安全性が要求される用途への使用について]   本製品は、一般事務用、パーソナル用、家庭用、通常の産業等の一般的用途を想定し  て開発・設計・製造されているものであり、原子力施設における核反応制御、航空機自  動飛行制御、航空交通管制、大量輸送システムにおける運行制御、生命維持のための医  療用機器、兵器システムにおけるミサイル発射制御など、極めて高度な安全性が要求さ  れ、仮に当該安全性が確保されない場合、直接生命・身体に対する重大な危険性を伴う  用途(以下「ハイセイフティ用途」という)に使用されるよう開発・設計・製造された  ものではありません。   お客様は本製品を必要な安全性を確保する措置を施すことなくハイセイフティ用途に  使用しないでください。また、お客様がハイセイフティ用途に本製品を使用したことに  より発生する、お客様または第三者からのいかなる請求または損害賠償に対しても  富士通株式会社およびその関連会社は一切責任を負いかねます。 はじめに Japanist 2003 体験版(64bit)は、 Windows(R) 7 Ultimate Windows(R) 7 Enterprise Windows(R) 7 Professional Windows(R) 7 Home Premium で動作する日本語入力システムです。 本書では、Japanist 2003 体験版(64bit)をご使用になる際の注意事項や参考となる 情報を説明します。 本書の構成は次のとおりです。 0.体験版の仕様について 1.インストール/アンインストール 2.快速親指シフトを使用する場合の注意事項 3.プロンプト上での動作について 4.アプリケーションを使用する場合の注意事項 5.その他の注意事項 6. 制限事項 7.64ビットアプリケーションでの制限事項 8.留意事項 なお、本書で説明する制限やマニュアル訂正等は、OS、マニュアルの増刷時修正等に より、すでに修正済みの場合があります。 2011年07月 Windows(R) 7 Ultimate Windows(R) 7 Enterprise Windows(R) 7 Professional Windows(R) 7 Home Premium をWindows 7と略しています。 Microsoft,Windows, MS-DOSおよびWindowsNTは、米国Microsoft Corporationの 米国およびその他の国における登録商標です。 その他の各製品は、各社の商標または登録商標です。 Copyright FUJITSU LIMITED 2011 免責事項 本ソフトはJapanist 2003 を64bitOSにて体験していただくためのものです。 富士通株式会社は、本ソフトウェアの使用または使用不可能から生じるいかなる 損害に関して、一切責任を負いません。たとえ弊社がそのような損害の可能性につ いて知らされていた場合も同様とします。ご利用者ご自身の責任においてお使いい ただきますようお願いいたします。 なお、インストールしていただいた時点で、本ご使用条件にご同意いただいたものと しますのでご注意ください。 0.体験版の仕様について (1) 試用可能な期間 Japanist 2003 体験版(64bit)は、2012年3月31日まで利用できます。 (2) 試用期間経過後の動作について 試用期間を経過すると、Japanist 2003 体験版(64bit)の以下の機能が利用できな くなります。 ・入力予測 候補リストが表示されなくなります。 ・オプション辞書 変換にてオプション辞書ならびに、おてがる登録辞書が利用できなくなりま す。 ・ブリッジメニュー 利用できなくなります。 ・マルチボード 利用できなくなります。 ・郵便番号辞書 利用できなくなります。 ・おてがるキーガイド 利用できなくなります。 ・快速親指シフト 利用できなくなります。 ・ヒント情報 利用できなくなります。 ・手書き入力パネル 利用できなくなります。 (3) Japanist 2003 製品版(32bit)とJapanist 2003 体験版(64bit)の違いについて 次の内容が異なります。 1) 搭載製品の違い Japanist 2003 製品版(32bit)で搭載されている以下のものが搭載されていま せん。 ・Japanist 2003 「俊敏辞典」 「IEのメニューバー拡張」 ・メディアパネル ・学研パーソナル統合辞典 「学研 パーソナル現代国語辞典」 「学研 パーソナル英和辞典」 「学研 パーソナル和英辞典」 「学研 パーソナル版漢字辞典」 ・学研ビジネスマン必携辞典 「学研 四字熟語辞典」 「学研 カタカナ新語辞典」 ・三省堂必携辞書 「三省堂 必携類語実用辞典」 「三省堂 必携故事ことわざ・慣用句辞典」 ・親指シフトキーボードドライバ 1.インストール/アンインストール (1) 対応システム Japanist 2003 体験版(64bit)に必要なOSは下記の通りです。 Windows 7 64bit版 (2) インストール方法 Japanist 2003 体験版(64bit)をインストールする場合は、次の手順に従ってくだ さい。 管理者権限のユーザにて実施してください。 1) ダウンロードしたファイルを展開します。 2) 展開先フォルダ配下の「INSTALL.EXE]を実行します。 (展開先が、"c:\temp\Japanist2003"の場合) c:\temp\Japanist2003\INSTALL.EXE ※ ユーザアカウント制御ダイアログ(UAC)が表示されますが、「はい」 ボタンをクリックしてください。 3) セットアップのガイダンスに従ってインストール先等の指定を行い、 「次へ」ボタンで各画面を進めてください。 4) 「セットアップの完了」画面で「完了」ボタンをクリックします。 5) 「再起動確認」画面で、「直ちに再起動を行う」の「はい」をクリックしま す。 (注) インストール時に既定の言語に設定しなかった場合は、インストールの終了 後、「コントロールパネル」-「キーボードまたは入力方法の変更」-「キーボ ードの変更」で「Japanist 2003」を既定の言語に設定するか、適宜切り換えて ご利用ください。 Japanist 2003を初めてインストールした直後は、「標準」スタイルが設定さ れています。他のスタイルをご使用になる場合は、「動作環境 - Japanist 2003」を起動し、「簡易表示」横の「切換」にて「詳細表示」後、 使用するスタイルを変更してください。 スタイルを変更した場合は、各スタイル固有のキー割り当てが使用されます。 インストールの際に指定したキーボードに合わせたキー割り当てをご利用にな る場合は、「動作環境 - Japanist 2003」の「キーボード」から、「キーボー ド指定」をご確認のうえ「初期化」を行ってください。 (3) インストールに必要な容量 Japanist 2003 体験版(64bit) すべての機能を選択すると、次の容量が必要です。 ・インストール先ドライブ : 約61MB ・Windowsシステムのドライブ : 約 4MB また、ログオンユーザ毎に、次の容量が必要です。 ・Windowsシステムのドライブ : 500KB以上 (注) ログオンユーザ毎の容量は、入力予測、おてがるインターネットや単語 登録などの使用に従って増加します。 (4) アンインストール 次の手順で「プログラムのアンインストール」からアンインストールを行いま す。 管理者権限のユーザにて実施してください。 1) 「スタート」-「コントロールパネル」をクリックします。 2) 「プログラムのアンインストール」をクリックします。 3) 「プログラムのアンインストールまたは変更」の一覧に表示されている 「Japanist 2003 体験版(64bit)」を選択し、「アンインストール」をクリック します。 4) 「プログラムと機能」ダイアログボックスでメッセージを確認し、「はい」 をクリックします。 (注1) 自動的に「Japanist 2003」を「キーボードのプロパティ」から削除し、 アンインストールを開始します。 「Japanist 2003」を既定の言語に設定していた場合や、Japanist 2003が 動作中の場合は、アンインストール前にシステムを再起動する必要がありま す。 システム再起動が必要な場合はメッセージが表示されますので、開いて いるアプリケーションをすべて閉じて、「はい」をクリックしてください。 自動的にシステムを再起動します。 システム再起動後にアンインストールを開始する旨のメッセージが表示さ れますので、「OK」をクリックしてください。 アンインストールが完了するまでしばらくお待ちください。 (注2) アンインストールが完了しても、「プログラムのアンインストールまたは 変更」ダイアログボックス内に「Japanist 2003 体験版(64bit)」の表示が 残る場合があります。「プログラムのアンインストールまたは変更」ダイア ログボックスを表示し直すことにより、「Japanist 2003 体験版(64bit)」の 表示は消えます。 (5) アンインストールでの注意事項 1) リモートデスクトップ接続でのアンインストールについて 使用しているクライアント環境によっては、アンインストールが出来ない時があ ります。 その際は、クライアント側の既定の言語を、現在使用している言語から変更して から、再度実行してください。 2.快速親指シフトを使用する場合の注意事項 (1) 快速親指シフトの設定 ヘルプの「快速親指シフトを設定する」をご覧ください。 ヘルプの参照方法は、次の通りです。 1) [スタート]をクリックし、[すべてのプログラム]-[Japanist 2003]の順 に選択して[ヘルプ]をクリックします。 2) 「検索」タブで、「快速親指シフトを設定する」を検索します。 (2) 快速親指シフトが動作する状態とは ・「ローマ字/かな」の状態 快速親指シフトは「かな」入力の場合に有効です。 「動作環境」の「文字入力」で「ローマ字/かな」の項目を「かな」に設定に してお使いください。 また、入力モード表示で「R」が黒く表示されている場合は、ローマ字入力の状 態です。ローマ字キー(【Alt】+【ひらがな】キー)か、入力モード表示の「R」 をマウスでクリックして切り換えてください。 なお、「ローマ字/かな」の設定を、アプリケーションが持っている場合があり ます。このため、アプリケーションを起動した時にローマ字入力の状態に設定さ れる場合には、上記の方法などで「かな」状態にしてください。 ・「親指」ボタンの状態 入力モード表示を拡張表示にすると、「親指」ボタンが表示されます。 「親指」ボタンが黒く表示されている場合に、快速親指シフトが有効となりま す。グレーで表示されている場合は無効となり、106/109日本語キーボードの状 態となります。 グレーの場合には、クリックすると黒く表示されるか、快速親指シフトの設定 に移行します。 (3) 快速親指シフトの後退/取消キーについて 快速親指シフトで定義している【後退】キーと【取消】キーは、Japanist 2003が 活性の状態の場合に動作可能です。 このため、入力フィールドのない画面で Japanist 2003が非活性となる場合には、 【後退】キーと【取消】キーは動作しません。 このような場合には、【Backspace】キーや【Esc】キーをご利用するか、マウス で操作してください。 (4) 制限事項 1) 次の環境では、使用出来ません。 ・VM(バーチャル・マシン)またはターミナルサービス 2) 携帯電話連携のキーボードリンクなどの変換キーを処理するアプリケーション を使用した場合、快速親指シフトで右シフトを変換キーに割り当てていると、右 シフトによる同時打鍵をすると変換機能も動作してしまいます。 このような場合には、右シフトをスペースキーに割り当てるか、ローマ字かな 入力をご使用ください。 3) Microsoft Excelの「オートコンプリート」が有効となっている場合、セルに カーソルを設定して1文字目に同時打鍵文字を入力すると、文字を正しく入力で きない場合があります。 このような場合には、セル内での編集状態にした後、文字入力をしてください。 4) Microsoft .NET用に作成されたアプリケーションを使用した場合、項目が追加 されるような入力フォームにおいて、フォーカスが設定された状態で文字キー打 鍵すると、打鍵した文字が2つ入力されます。 このような場合には、入力フィールドにフォーカスを設定後に、英数キーや無 変換キーまたはマウスのクリックなどにより、入力状態にした後に文字入力をし てください。 3.プロンプト上での動作について Windows 7では、プロンプトでの日本語入力はサポートされていません。 Windows 7では、プロンプトでの日本語入力を行わないようにしてください。 4.アプリケーションを使用する場合の注意事項 (1) シフトJISコードを扱うアプリケーションを使用する場合 1) Japanist 2003 体験版(64bit)動作モードをUnicodeモードに設定している場合、 Unicode固有文字を入力しようとした場合、変換候補には半角の"■"、"・"や"?"な どで表示され、確定すると"?"が入力されます。 (2) Japanist 2003体験版(64bit)動作モードをシフトJISモードに設定している場合、 Unicode対応のアプリケーションでは、Fm富士通明朝等の富士通拡張非漢字を扱うこ とはできません。 「@」等を使用したい場合には、「13区特殊文字を扱う」をチェックして13区の 「@」をご利用ください。 (3) メモ帳などのWindows標準の複数行入力ツールの中では、マルチボードの上下カ ーソル移動について、リピート機能が効きません。 (4) アプリケーション起動時に、かな漢字入力モードが「かな」にもかかわらず英字 が入力されてしまうことがあります。この場合は、【Caps Lock英数】キーなど、 Japanist 2003の入力モードを変更するキーを一度押すことによって、入力モード の同期を取ることができます。 (5) アプリケーションによって、変換結果の文字列を受け取れる長さが異なります。 このため、登録単語の変換などにより、変換結果が長くなるような場合には、あら かじめ各アプリケーションで動作確認を行うなどして、問題のない範囲でご利用く ださい。 (6) Microsoft Wordで、縦書きのテキストボックス内に文字入力をする際に、 フォントの向きが正しくない入力予測候補または変換候補が表示されることがあり ます。 (7) Microsoft Wordで、縦書きの文書と横書きの文書を同時に編集するためウィン ドウを複数同時に表示させると、入力予測候補または変換候補のフォントの向きが 不正になる場合があります。この現象は、縦書きと横書きのWord文書を同時に表示 しないことで回避できます。 (8) 一部のアプリケーションで再変換機能が動作しないことがあります。(Microsoft PowerPoint、Windows Journal など) (9) Microsoft Office XPをインストールされている環境では、Microsoft Wordのよう なテキストサービスフレームワークに対応したアプリケーションで、キーボードに よるローマ字入力/かな入力の切り替えを行えません。この場合は、Japanist 2003 の入力モードの[R]をクリックすることによって、ローマ字入力/かな入力の切り替 えを行ってください。 (10) アプリケーションによっては、入力予測候補または変換候補のフォントが、入力 するフィールドに設定されているフォントとは異なることがあります。(Microsoft Internet Explorer、Microsoft Excel、Microsoft PowerPointなど) そのため、それらのアプリケーションでは、入力予測候補または変換候補に正しく ないフォントで文字列が表示されることがありますが、候補選択後に入力される文 字列は正しいものとなります。 (11) アプリケーションによっては、入力予測候補の位置がよみの位置の近くにならない 場合や、よみに重なって表示される場合があります。 5.その他の注意事項 (1) Windows 7でレジストリエディタにてアクセス権の変更(アクセス権の限定)をし た場合、Japanist 2003は正しく動作できない場合があります。 (2) キーボードタイプの設定で、実際に接続されていないキーボードを指定すると、 カスタマイズキーが正しく動作しない場合があります。また、入力モードの変更が 正しく行えない場合があります。 (3) 辞書の更新が行われる機能(日本語変換学習、単語登録、単語抹消、辞書ツール キット)の使用中は、他アプリケーションで日本語変換、日本語変換学習(日本語変 換の確定時)、単語登録、単語抹消、または辞書ツールキットを使用できない場合が あります。 その際には、メッセージが表示されます。 (4) OLEやActiveXによりウィンドウの一部を別のプログラムで表示している場合には (例えば、オアシス文書内にエクセルシートなどを埋め込んだ場合や、Microsoft Outlookで電子メールエディタにMicrosoft Wordを使用する場合)、マルチボードで 文字書き込みを行っても、別のウィンドウに入力されてしまう場合があります。そ の時には、入力したいウィンドウ上で新たにマルチボードを起動してください。 (5) 辞書ツールキット 1) 辞書ツールキットでは、環境に従ってUnicode固有文字やひらがなの「ヴ」な ど、"?"として表示される場合があります。 この場合、単語修正などを行うと、"?"として扱われます。 2) 辞書ツールキットでは、ひらがなの「ヴ」が「・」で表示される場合がありま すが、単語登録、単語修正などは問題なく行うことができます。 3) 抽出ファイルとして以下の2形式を指定できます。 ・DICUTY形式 (Japanist辞書メンテナンスユーティリティ) ・CSV形式 (テキスト形式) バイナリ形式の抽出ファイルは扱えません。 4) MS-DOS(TM) V3.1のDICUTY.EXEにより作成された抽出ファイルを、Japanist 2003 ではそのまま利用することができません。読み、表現および品詞の項目区切りの 空白をタブに置き換えてください。 また、よみの先頭に空白を使用していた単語を、Japanist 2003に登録する場合 にはエラーとなり登録できませんので、よみの変更を行ってください。 (参考) DICUTY.EXEは、FM R/FM TOWNSをお使いの場合に、「日本語 MS-DOS (TM) V3.1 (拡張機能)」または「日本語 MS-DOS(TM) V5.0」で提供され ている辞書ユーティリティです。 5) 「抽出ファイルから単語を登録」または「抽出ファイルで単語を抹消」では、 抽出ファイルの記述に誤りがあった場合、その後のデータは処理されないことが あります。 (6) 手書き入力パネル 1) Japanist 2003以外の日本語IMEを使用している場合は、アプリケーションへ正し く文字を入力できない場合があります。Japanist 2003と合わせて使用することを お勧めします。 2) 手書き入力パネルの[変換]ボタンにより、手書き入力したひらがななどをかな 漢字変換できるのは、使用している日本語IMEがJapanist 2003の時だけです。 3) Microsoft Outlookなど一部のアプリケーションでは、半角カタカナを直接アプ リケーションへ送信すると、入力した文字が化けることがあります。その時は、 変換ボタンを使いJapanist 2003の未確定状態で入力してください。 4) 画面のプロパティで、画面の色が256色に設定されている環境では、手書き入力 パネル上で文字が見にくくなります。High Color以上での使用をお勧めします。 5) 画面のプロパティで、画面の色や解像度の設定を変更後、OSを再起動しないと、 手書き入力パネル上で、マウスカーソルの位置と筆跡が、ずれて表示されることが あります。設定の変更後は、OSまたは手書き入力パネルを再起動してください。 6) Microsoft Wordなど一部のアプリケーションでは、手書き入力パネルから未確 定文字列を入力中に、アプリケーションまたは手書き入力パネルのウィンドウを 動かすと、文字列が確定します。 7) デスクトップやタスクバーに入力エリアを持つアプリケーションに対して手書 き入力パネルから文字を入力する場合には、これらのアプリケーションをクリッ クしても、文字列の送信先としては「デスクトップ」または「タスクバー」と表 示します。 また、これらのアプリケーションに対しては、[変換]ボタンを使用して文字を 入力した場合でも、文字列は確定した状態で入力されます。 8) 手書き入力パネルから[変換]ボタンを使ってアプリケーションへ文字を入力 した後、それが未確定状態のままで続けて文字を認識させ、[Enter]または[ア プリへ送信]で入力すると、正しく入力できないことがあります。この場合は、 未確定の文字列を先に確定させてから、続きの文字を入力してください。 9) 自分以外のウィンドウがクリックされた時に、自分自身のウィンドウを閉じて しまうようなアプリケーションへは、手書き入力パネルから文字を入力することが できません. 10) Microsoft Office XPのアシスタントヘルプへ、手書き入力パネルの[変換] ボタンを使って文字を入力すると、文字列が確定して入力されます。 11) キーボード上の各キーに、別の機能を割り当てるようなアプリケーション (例:快速親指シフト)を使用している場合は、手書き入力パネルのボタンが,本 来とは異なる動作をすることがあります。 (7) 郵便番号辞書には、日本全国の市区町村データが存在しています。しかし、代表 の郵便番号としてまとめられている場合には、表示されない地名があります。 一つの市区町村内がすべて同じ郵便番号の場合は、その市区町村の下位の地名が 表示されません。 表示されない地名については、代表の郵便番号と同じです。代表の郵便番号と異 なる番号を持つ地名の場合に、下位の地名が表示されます。 (8) 省電力機能(ACPI)における動作 1) Japanist 2003の入力モードが「かな」の状態の場合、ACPIの作動によりスタ ンバイ状態となった場合、復帰後の入力モードが「英小」になります。 2) ACPIに対応している機種の場合、スタンバイ状態から復帰する時に、キーボー ドからの復帰ができない機種があります。その場合は電源ボタンを押して復帰さ せてください。 (9) おてがる登録 おてがる登録の「文書から単語を一括登録」ではテキストファイル、HTML文書の 文字コードを自動判別して処理しています。その為、一部の文書では「文字コード が不正」や、「書式が不正」などのメッセージが表示される場合があります。 その場合は以下のようにすると正しく認識されます。 1) UNICODE, EUC文字コードの文書の場合 これらの文字コード文書で正しく登録されない場合は、市販のコンバートツー ルなどを使用してシフトJIS文字コードの文書に変換した後に「文書から単語を 一括登録」を行ってください。 2) シフトJIS文字コードの文書の場合 この文書で正しく登録されない場合は、文書をメモ帳などで開き文書の先頭に 全角の記号か英数字を数文字入力して保存した後に「文書から単語を一括登録」 を行ってください。 3) HTML文書の場合 HTML文書は拡張子の他にタグを識別してHTML文書と判定しています。 その為タグが記述されていない文書ではHTML文書と判定されません。 その場合は拡張子を「TXT」に変更した後にお試しください。 おてがる登録の「文書から単語を一括登録」についての、これ以外の注意点とし ては以下のものがあります。 ・ UNICODE文字コード文書はUTF-16のみ扱えます。UTF-8は扱えません。 UTF-16で保存するか、シフトJISコードで保存してください。 ・ HTML文書のタグによる文字コードの指定は無視されます。 ・ Webページを対象にして、「文書から単語を一括登録」を行なう場合は、インタ ーネットへ接続されていることを確認してください。 ・ 以下のようなWebページを、「文書から単語を一括登録」の対象にすることは できません。 −CGIスクリプトなどにより、動的に作成されるWebページ。 −認証が必要なWebページ。 ・ 文書ファイルへのショートカットを、「文書から単語を一括登録」の対象にす ることはできません。ショートカットのリンク先の文書ファイルを、直接指定 してください。 ・ フォルダへのショートカットを、「文書から単語を一括登録」の対象に含める と、次のような、システムのメッセージが表示されて、処理が中断します。 「xxxxxxへのショートカット.lnk このファイルにはアクセスできません。 ネットワーク ドライブに対する特権を調べてください。」 この場合は、「文書から単語を一括登録」の対象にする文書やフォルダに、フォ ルダへのショートカットを含めないようにしてください。 (10) おてがる登録の「電子メールアドレスを一括登録」機能 「電子メールアドレスを一括登録」機能は、以下のメールソフトのアドレス帳に 対応しています。 ・ Microsoft Outlook 2002 (11) ローマ字入力を使用しない場合(快速親指シフト使用時、またはJISかな入力時) は、ブリッジメニューのニーモニック起動(キーボードのショートカットによる起動 )は使用できません。 (12) 移動ユーザプロファイルを利用した運用を行っている環境では、端末のキー ボードは同じ種類のものをご使用ください。 キーボードの種類が異なる場合、キーが正常に動作しない場合があります。 (13) おてがる登録機能で利用できるMicrosoft Office文書について Microsoftが公開している「Word/Excel/PowerPoint 2007 ファイル形式用 Microsoft Office 互換機能パック」を、対応するOffice製品に加えてインストール した環境では、おてがる登録機能でdocx形式やxlsx形式の文書を扱うことはできま せん。 (14) Japanist 2003をインストールすると、Windows Defenderの履歴に次の内容が 「警告レベル:不明」として記録されることがありますが、そのままお使いいただ いて問題ありません。 ・Japanist 2003 (fjiWiz.exe) へのショートカット ・Japanist30_FJIUSBCK.EXE (FJIUSBCK.EXE)の起動レジストリ ・シェルへの機能登録 (FjiShell.dll) 6.制限事項 (1) モード変更の制限 Japanist 2003の起動時および入力モードを変更するキーが押されたとき、指定 されたモードに変更できないことがあります。この場合は任意の入力モードに変更 します。 入力モードが指定されたモードに変更できないのは、以下の場合です。 1) キーボードドライバが「カナ(かな)」入力をサポートしていない場合、 「R (ローマ字かな変換)」なしの「かな」または「カナ」モードには遷移でき ません。日本語の入力はローマ字変換をご使用ください。 (2) キー操作及びキーカスタマイズ 1) NEC PC-98シリーズでローマ字切換えキーは効きません。 2) NEC PC-98シリーズの場合、「かな漢字」キーのカスタマイズはコントロール パネルのキーボードでの指定が優先します。 例) コントロールパネルでCtrl+XFERを「かな漢字」キーに指定し、Japanist 2003のキーカスタマイズでXFERを「かな漢字」キーに指定した場合、いずれ のキーでも活性化可能です。しかし、Japanist 2003でCtrl+XFERを他の機能 に割り当てても、無効(「かな漢字」キーとして動作)となります。 (3) 変換機能 1) 自動変換中に、カーソル位置を戻して読みを挿入した後、カーソル移動キー (【↓】)によりカーソルをよみの終端に移動した場合、仮確定と同時に確定とな る場合があります。 2) 区切り直し変換後の前変換で候補なし表示となる場合があります。 3) Unicode固有の文字は、再変換できません。再変換を行うと、Unicode固有の文 字は"?"となります。 (4) クイック和英、クイック類義語について 1) side-by-side対応を行った一部のアプリケーション上では動作しないことがあ ります。 (5) タスクトレイ格納型の入力モード表示について 1) アプリケーションによっては現在の入力モードと、入力モード表示(タスクト レイ格納型)の表示する入力モードのアイコンが異なる場合があります。 この場合、日本語入力をキーボードでオフ/オンしてください。 2) アプリケーションによっては入力モード表示(タスクトレイ格納型)の表示す る入力モードのアイコンをクリックした際に表示するメニューでキー操作が効か ない場合があります。 この場合、マウスで操作を行ってください。 (6) テキストサービスについて 1) Japanist 2003はテキストサービスに対応しておりません。そのため、テキスト サービスに対応しているアプリケーション(Windows Journal等)でJapanist 2003 を使用すると、アプリケーションの一部の機能が正しく動作しないことがあります。 7. 64ビットアプリケーションでの制限事項 以下の機能は、64ビットアプリケーションには、対応しておりません。 ・ブリッジメニュー 8.留意事項 動作につきましては次の制限・注意事項が有ります。 (1) Internet Explorerの保護モードでの動作について 保護モードが有効になっているInternet Explorer上で、Japanist 2003 の各機能を使用する場合には、次の制限があります。 1) 入力モードやショートカットキーから次の機能を起動することができません。 - 動作環境ダイアログ - 辞書ツールキット - 単語登録 - 郵便番号辞書 - ヘルプ 2) 入力予測、ブリッジメニューから次の機能を起動することができません。 - 機能辞書 - 各種辞典の検索 - 串刺し検索 - 郵便番号辞書検索 - インターネット検索 3) 文字入力中に単語を登録することができません。また、次の条件で登録し た単語は、保護モードが有効になっているInternet Explorerで、かな漢字変 換の候補として表示されません。 - 保護モードが有効になっているInternet Explorer以外のアプリケーショ ン上で文字入力中に登録した単語 - 辞書ツールキットで登録した単語 4) タスクトレイ形式の入力モードは正しく動作しません。 5) かな漢字変換や入力予測の学習結果は、保護モードが有効になっている Internet Explorer以外のアプリケーションでJapanist 2003を使用した際の 学習結果と互いに独立したものとなります。 6) 入力モードのサイズや位置は、保護モードが有効になっているInternet Explorer以外のアプリケーションでJapanist 2003を使用した際のサイズや位 置と互いに独立したものとなります。 7) 保護モードが有効になっているInternet Explorerで使用するJapanist 2003に ついて、動作環境の設定を変更したい場合は、スタートメニューまたは他のアプリ ケーションで使用しているJapanist 2003の入力モードから動作環境ダイアログを 起動して設定を行ってください。 8) 保護モードが有効になっているInternet Explorerで、かな漢字変換に使用 する単語の登録を行いたい場合は、辞書ツールキットでオプション辞書を作 成し、そこへ単語を登録して行ってください。 9) 言語(日本語入力IME)としてJapanist 2003をお使いの場合は、手書き入力 パネルから送信した文字がInternet Explorerに入力できません。 (2) RemoteApp環境で使用されているアプリケーションでは、入力モード表示の ウィンドウをマウスで移動できないことがあります。 (3) RemoteApp環境で使用されているアプリケーションにおいて、入力モードの表示 形態でタスクトレイ型が選択されているときは、入力モードは表示されません。 (4) RemoteApp環境で使用されているアプリケーションで、変換候補リストが表示され たときボタンの表示が見にくいことがありますが、そのままお使いいただいて問題 ありません。 (5) RemoteApp環境のメディアパネルから、ローカルの アプリケーションに対して ドラッグ&ドロップすることはできません。 (6) RemoteApp環境では、メディアパネルを起動した後、起動したアプリケーションに マウスを移動すると閉じますが、ローカルのアプリケーションにマウスを移動して も閉じません。 (7) Japanist 2003の動作は、それぞれWindows 7に対する仕様に準拠します。 ただし、次に示す固有の注意事項や制限があります。 1) 辞書ツールキットの以下の機能は使用できません。ただし、(※)の機能に ついては、Administrator権限ユーザがコンソールで使用する場合に限り、オプ ション辞書についてのみ使用できます。 ・辞書の新規作成(※) ・辞書の複製作成 ・辞書の名称変更(※) ・辞書の削除(※) ・辞書の取り込み ・辞書の取り出し(※) また、単語登録時の辞書拡張は行われません。 2) 辞書ツールキットの各機能で、複数のログオンユーザが同じ辞書を同時に使用 することはできません。 (8) キーボードは「106/109日本語キーボード」を設定してください。それ以外を指定 された際には正しく動作いたしません。 (9) Adobe Reader Xの環境設定(分類:一般)で、「起動時に保護モードを有効にす る」チェックが指定されている時の動作について 1) 変換結果は学習されません。 2) 入力予測候補は表示されません。 3) 入力モードやショートカットキーから次の機能を起動することができません。 - 動作環境ダイアログ - 辞書ツールキット - 単語登録 - 住所辞書検索 - ヘルプ 4) 入力モードやマルチボードの位置や指定は記憶されないことがあります。 5)ユーザ固有のオプション辞書およびおてがる登録辞書内の登録単語は使えま せん。 −以上−