バッテリーユーティリティのヘルプ |
概要 |
バッテリーユーティリティ(以下「本ソフトウェア」と表記します)はパソコンに装着されているバッテリーの情報を閲覧したり、バッテリーの満充電量を設定することができるソフトウェアです。
本ソフトウェアの機能は以下のとおりです。
注意 |
ご購入のパソコンの機種によって、使える機能は異なります。使えない機能は、アプリの一覧や画面には表示されません。
使いかた |
パソコンに装着されているバッテリーの情報を閲覧する |
※画面は一例です。動作環境により、画面の表示内容は変わります。
各項目の詳細は以下のとおりです。
※各項目は、対応しているパソコンでのみ表示されます。対応していないパソコンでは表示されません。
No. |
名称 |
解説 |
1 |
バッテリー図番 |
バッテリーの図番です。 |
2 |
バーコード情報 |
バッテリーのバーコード情報です。バーコード情報を持たないバッテリーでは "-" と表示されます。 |
3 |
種別 |
バッテリー種別の略号です。 |
4 |
サイクル数 |
バッテリーが製造されてから何回充放電を繰り返したかを示します。 |
5 |
バッテリー駆動時間(予測) |
現在のバッテリー残量と、パソコンの消費電力から予測される駆動時間です。 この値はパソコンの利用状況に応じて短時間の間に大幅に増減する場合があります。 |
6 |
状態 |
バッテリーの状態です。 |
7 |
残量 |
バッテリーの残量です。 |
8 |
充電モード |
バッテリーの充電モードです。 |
9 |
消耗状態測定日 |
現在パソコンに装着されているバッテリーに対して、最後に消耗状態の測定をおこなった日付です。 消耗状態の測定をおこなっていない場合は「未測定」と表示されます。 ベイバッテリーをご利用の場合、この項目は常に「不明」となります。 |
10 |
測定時の消耗状態 |
上記の消耗状態測定日に測定したバッテリーの消耗状態です。消耗状態の測定をおこなっていない場合は「未測定」と表示されます。消耗状態を測定済みの場合は以下3種類の情報が表示されます。 ・良好な状態です(容量100〜51%) ・交換時期が近づいています(容量50〜31%) ・早めの交換をお勧めします(容量30%以下) ※この値は測定日に測定した結果であり、最新の値ではありません。最新のバッテリー消耗状態を測定するには、「パソコンに装着されているバッテリーの消耗状態を測定する」機能をご利用ください。 |
パソコンに装着されているバッテリーの消耗状態を測定する |
バッテリーの消耗状態を測定する機能に対応しているパソコンでは、パソコンに装着されているバッテリーの消耗状態を測定することができます。手順は以下のとおりです。
1. バッテリーの消耗状態を測定する機能には以下の注意事項があります。バッテリーの消耗状態を測定する前に必ず全ての注意事項をよく読み、条件を満たせない場合など問題がある場合はバッテリーの消耗状態の測定を開始しないでください。
No. |
注意事項 |
1 |
測定にはバッテリーの充電と放電を行うため、10時間以上かかる場合があります。 |
2 |
測定中バッテリーが強制的に放電されるためWindowsによりバッテリー不足に関するメッセージが表示される場合がありますが測定が完了するまでそのままパソコンを放置してください。 |
3 |
測定中に表示される残り時間はパソコンの消費電力量とバッテリー残量に基づく予測値です。パソコンの動作状況に応じて残り時間が大幅に増減するなど不規則に変化する場合があります。 |
4 |
測定中は省電力状態への移行、ログオフ、再起動、シャットダウンはおこなわないでください。 |
5 |
測定中はソフトウェアの利用を最低限に留めてください。測定中にソフトウェアが動作することにより正しい測定結果が得られない場合があります。 |
6 |
測定中は必ずACアダプタを接続したままの状態としてください。また、バッテリーの抜き差しはおこなわないでください。バッテリーの抜き差しをおこなうとパソコンの電源が切れ、ハードディスクの内容が失われるなど重大な問題が発生する可能性があります。 |
7 |
測定中はテレビ録画など、タイマー予約している処理が正しく動作しない場合があります。必ず、タイマー予約している処理をすべてキャンセルしてから本機能をご利用ください。 |
8 |
測定中バッテリーは強制的に100%充電され、続いて残量約3%まで強制的に放電されます。測定によりこの動作に必要な電力が消費されますのでご了承ください。 |
9 |
測定中は「電源オプション」に関する設定を一切変更しないでください。 |
10 |
測定結果は3段階で表示されます。 |
11 |
測定完了直後、バッテリー残量は約3%まで低下した状態となります。パソコンをモバイル利用する場合はバッテリー残量にご注意ください。 |
12 |
測定完了直後、バッテリーが高温になりますがバッテリーやパソコンの故障ではありません。 |
2. 消耗状態を測定したいバッテリーのみがパソコンに装着されている状態とします。バッテリーの取り外しをおこなう場合は必ずパソコンをシャットダウンしてからバッテリーの取り外しをおこなってください。詳しくはパソコンのマニュアルを参照してください。
3. パソコンを起動し、コンピュータの管理者のアカウント、あるいは管理者またはAdministratorsグループのメンバーとしてログオンします。
4. 「バッテリーの情報」を開きます。
5. 「バッテリーの情報 - バッテリーユーティリティ」のウィンドウ上にある「バッテリー #nの消耗状態を測定」のボタンをクリックします。「#n」は消耗状態を測定したいバッテリーの番号に読み替えてください。
6. 「バッテリー消耗状態の測定 - バッテリーユーティリティ」のウィンドウが開きます。以降は画面の指示に従って操作を進めてください。
パソコンに装着されているバッテリーの満充電量を設定する |
本ソフトウェアにより、パソコンに装着されているバッテリーの満充電量を変更することができます。
パソコンをお買い上げ頂いた初期の状態では、バッテリーの満充電量は100%に設定されています。本ソフトウェアにより満充電量を80%に抑えることにより、バッテリーの消耗を抑えバッテリーの寿命を伸ばすことができます。
満充電量を100%(初期状態)とした場合と、80%とした場合の違いは以下のとおりです
満充電量の設定 |
長所 |
短所 |
100%充電(初期状態) |
充電する量が多いのでバッテリー駆動時間が長い。 |
バッテリーが消耗して交換が必要となるまでの期間が80%充電に対して短い。 |
80%充電 |
バッテリーが消耗して交換が必要となるまでの期間が100%充電に対して長い。 |
充電する量が少ない分バッテリー駆動時間が短い。 |
パソコンが休止状態やシャットダウンしているときの待機モードを設定する |
本ソフトウェアにより、パソコンが休止状態やシャットダウンしているときの待機モードを変更することができます。
パソコンをお買い上げ頂いた初期の状態では、本設定は通常モードに設定されています。本ソフトウェアにより本設定を低待機モードに設定することにより、パソコンが休止状態やシャットダウンしているときに消費する待機電力を抑えることができます。
本設定を通常モード(初期状態)にした場合と、低待機モードにした場合の違いは以下のとおりです
待機モードの設定 |
長所 |
短所 |
通常モード(初期状態) |
ACアダプタからの給電により、バッテリーの放電はない。 |
ACアダプタからの給電のため、消費電力がある。 |
低待機モード |
通常モードより、消費電力が少なくなる。(バッテリーの電力を消費するが、通常モードの消費電力よりは少ないため、全体としては消費電力が低下する。) |
バッテリーからの給電のため、バッテリー残量が低下する。(バッテリー残量が90%未満(バッテリーの満充電量を80%に設定しているときは70%未満)になると、自動的にバッテリーの充電が再開されます。) |
なお、パソコンで以下の機能が設定されている場合は、低待機モードに設定しても動作しません(各機能が搭載されている機種のみ)。
パソコンに装着されているバッテリーの放電動作を設定する |
本ソフトウェアにより、パソコンに装着されているバッテリーの放電動作を設定することができます。
パソコンをお買い上げ頂いた初期の状態では、本設定はパラレル放電モードに設定されています。本ソフトウェアにより本設定をシリアル放電モードに設定することができます。
本設定をパラレル放電モード(初期状態)にした場合と、シリアル放電モードにした場合の違いは以下のとおりです
放電動作の設定 |
動作 |
パラレル放電モード(初期状態) |
2つのバッテリーが装着されている場合、標準バッテリーと増設バッテリーを同時に放電します。 |
シリアル放電モード |
2つのバッテリーが装着されている場合、増設バッテリーから先に放電します。増設バッテリーのバッテリー残量が空の場合、標準バッテリーを放電します。 |
バッテリー間充電機能を設定する |
本ソフトウェアにより、パソコンがスリープや休止状態、シャットダウンしているときのバッテリー間充電機能を設定することができます。
パソコンをお買い上げ頂いた初期の状態では、本設定は無効に設定されています。本ソフトウェアにより本設定を有効に設定することにより、パソコン本体をキーボード・ドッキングステーションに接続したときに、キーボード・ドッキングステーションのバッテリーからパソコン本体のバッテリーに充電することができます。
注意事項は以下のとおりです。
商標等 |
Microsoft、Windows は、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
バッテリーユーティリティは、富士通株式会社の製品名です。
その他、記載の社名や製品名は、各社の商標または登録商標です。
All Rights Reserved, Copyright © FUJITSU LIMITED 2007-2013