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プレスリリース

2007-09-01
富士通(中国)信息系統有限公司

富士通フォーラム(中国)開催

夢をかたちに

富士通フォーラム(中国)が9月4、5日、北京嘉里中心飯店で開かれた。毎年日本で行われる富士通フォーラムの中国版で、海外では初の試みとなった。昨年中国総代表室を設置した弊社は、中国での事業スピードを加速させているが、今回の催しはその姿勢をアピールする場となった。黒川博昭代表取締役社長が講演で、「中国ビジネスに更に傾注していく」と力を込めたほか、用友軟件の王文京総裁など中国IT業界のトップも演壇に立ち、展示スペースに並んだ最先端技術、ソリューションには来場者が黒山の人だかりを作り、強い関心を示していた。

富士通フォーラム

中国ビジネスに更に傾注していく

富士通株式会社 代表取締役社長 黒川博昭

弊社ではICTを最大限活用するため、「フィールドイノベーション」を提唱している。フィールドイノベーションとは、人、プロセス、ICTを三位一体で改善することを示す。ビジネスは人とプロセスとICTで成り立っており、ICTの活用を高度化させるためにも、人とプロセスをいっしょに考えることが非常に重要になる。我々は、経営のあらゆるフィールドで三つを一体化し、最適なビジネスプロセスを構築していくお手伝いをしている。

お客様のグローバル展開を迅速にサポートする体制を構築するため、弊社はデータセンター、サービスセンター、オフショアセンターをグローバルに展開している。同時にグローバルなパートナーシップを強化中だ。SAPやマイクロソフト、用友などとパートナーシップを強め、ソリューションの提供能力を高めている。

我々がこれから成長して行くには、グローバルにビジネスを拡大していくことが不可欠となる。2007年6月からAPEC、米州、欧州、そして中国に事業部を置き、新しい海外フォーメーションをスタートさせた。現在、中国とAPECは欧米と違い、日系企業のビジネスが主力で、現地マーケットの開拓に邁進中である。

我々にとって、中国は成長著しい魅力ある市場である。更に、優秀な人的リソースの宝庫としても重視している。中国に研究所を設置したのも、それらの人材に期待しているためだ。

市場の変化が激しい中国において、我々もビジネス環境を変えて行かなければならない。経営の現地化を今後一層進めていくと同時に、中国企業との積極的な協業を進めたい。

現状、弊社の中国におけるビジネス規模は、他地域に比べまだまだ小さい。今後、中国ビジネスに更に傾注して行く所存だ。

テクノロジーソリューションを拡大

富士通株式会社 経営執行役上席常務 中国総代表 五十嵐隆

中国の富士通グループのスタッフ数は、合計18000人。この5年間、年率2桁で増加している。2005年から2006年まで、従業員は3000人増加した。

弊社は中国で、国交が回復した70年代にビジネスを開始した。通信事業からスタートしたが、現在でも固定電話22400台が稼動している。電話という重要な社会インフラで信頼を得ながらも、現在残念ながら知名度では遅れをとっている。今回のフォーラムは皆様に弊社を知っていただくため開催した。

弊社のビジネスの多くを占めるのが、「テクノロジーソリューション」のセグメントだ。しかし中国では、これが全体の事業の10%を占めるに留まっている。安定成長を遂げるには、このセグメントのシェアをあげる必要がある。

テクノロジーソリューションは、システムプラットフォーム、お客様の業務改善を行うアウトソーシング、中国の優秀な人材を活用するオフショア開発の三つで成り立つ。今後、これらをバランスよく中国全土で拡大していくつもりである。

システムプラットフォーム強化の一環として、昨年プラットフォームソリューションセンター(PSC)を上海と香港地区に設立した。中国IT市場の特徴はハードウェアの売上げが全体の7割を占めることだが、弊社でもこの分野にも力を入れていく。同時に、ハードウェアだけでなく、ソフト、サービスを組み合わせ、高品質のトータルシステムを提供して行きたい。

中国に対する私の思いは、「以人為本」だ。人間本位、人を基本とするといった意味だが、この言葉に尽きる。中国の素晴らしい人材を活用することによって、中国のお客から歓迎されるビジネスを展開し、中国の発展に貢献したいと思う。中国のこれからの課題に環境問題や省エネがあるが、ここでも我々が貢献できる余地は大きい。

中国におけるCSR(企業の社会的責任)について触れたい。積極的な人材交流がその代表だ。中国のMBA養成学校と言われる国家行政学院と創立以来の付き合いをしている。さらに社会貢献活動にも取り組んでいる。五カ所の希望小学校設立をお手伝いしたほか、砂漠緑化活動も行っている。今後も中国でCSRに取り組みながら、ビジネスに邁進したい。

通信システムなどの研究で成果

株式会社富士通研究所 代表取締役社長 村野和雄

富士通研究所は、年間400億円を費やし、先端的技術開発を行っている。これは、富士通グループ全体の研究開発費の約16%に当たる。研究所のスタッフは、日本に約1500名、中国、米国、欧州に約180名を配している。

研究内容は富士通の事業全体、つまりデバイスからシステム、ソフト、ソリューションと、IT全般の領域をカバーしている。研究の質により、5年から10年ぐらい先を見た長期的研究の「新分野」、3年から5年を見た中期的な「先行分野」、すぐに1、2年で成果を出す「事業化」の三つに分け研究を続けている。

我々は近年、海外研究所の活動を強化している。これは、技術革新がグローバルに向かって行われていること、またグローバルに広がった優秀な人材を活用するためである。さらに、海外の各種研究機関と積極的に協業するのも目的だ。

中国研究所は98年に設立後、研究所を北京と上海に設け、通信システムやWEB情報処理等の研究を進めている。各種研究機関と委託研究、共同研究を行うほか、北京大学、清華大学、上海交通大学など各大学との共同研究も進めている。

今回の展示場には、たくさんの最新術を紹介している。ぜひご覧いただきたい。私どもは今後も「夢をかたちに」を目標に、新しい価値の創造を目指して努力をしていく。

富士通との協業でたくさんの啓発

用友軟件 総裁 王文京氏

弊社は、財務管理ソフト分野で中国ナンバーワンの企業だ。我々と富士通の提携は、02年に一部開始し、04年から本格化している。提携では、富士通が中国に拠点を置く日系企業へ我々の財務管理ソフトやグループウェア管理ソフトを紹介する一方、弊社は富士通のプラットフォーム製品やIT製品、ソリューションを顧客の中国企業に推薦、提供している。

提携は財務ソフトから開始し、最近はソリューションにまで及んでいる。現在、富士通は多くのプロジェクトで、我々の財務ソフトをそのトータルソリューションの中に組み込んでいる。

提携の中で、弊社は富士通からたくさんのことを学んでいる。戦略的パートナーシップの重要性に気が付いたのもそのひとつである。お互いを信頼し、謙虚でありながらも挑戦を忘れない姿勢が、パートナーシップの基礎であることを知った。また、富士通の幹部から一般社員までの、丁寧で厳格な仕事振りや、チームスピリットを尊重し、信用を重んじる点なども学んでいる。

最も啓発されたのが、その顧客志向だ。富士通に刺激を受けながら、我々も最近、経営モデルを以前の製品志向から顧客志向へ変化させつつある。

弊社は富士通との協業を通じ、中国の日系企業と取引きしているが、今後は日本の企業、東南アジアの企業の開拓を目指している。富士通との提携関係を更に強化しながら、日本市場参入を果たしたいと考えている。

最先端技術・ソリューションを展示

「夢をかたちに」する富士通の〝成果〟の数々

富士通フォーラム(中国)の展示スペースには、ワンストップトータルソリューションや手のひら静脈認証システム、世界最小のWindowsノートパソコンからカラー電子ペーパーまで、弊社の最先端技術・ソリューションを展示。「夢をかたちに」する弊社の〝成果〟の数々に、来場者が足を止め、係員の解説に熱心に聞き入っていた。以下に展示内容の一部を紹介する。


ワンストップソリューション

展示スペースで一際来場者を集めていたのが、ワンストップソリューションのコーナー。ハード、ソフト、業務コンサルティングからITサービスまで一体化したワンストップソリューションを解説。製造、医療、通信、金融、政府機関、交通、輸送、エネルギー、小売、教育などさまざまな業界ニーズに対応した富士通の総合力がアピールされた。


自動文字認識

自動文字認識システムは、新OCR技術を採用した文字認識システムで、手書き文字の認識率を向上させた。2006年より中国にも投入し、銀行の伝票番号の識別や農村での戸籍調査など手書き文字の読み込みで実績を上げている。


CGM解析

中国でもWeb2.0時代が到来しているが、ネットのブログ、SNS、BBSなどに、消費者が書き込んだ情報を収集・分析するシステム・CGM解析が、展示場で脚光を浴びていた。同システムの分析結果は、新商品の企画やマーケティング活動などに活用できる。


UMPC(LifeBook U1010)

UMPC(LifeBook U1010)は、Windowsシステムを運用できる世界最小(07年9月現在)のノートパソコンだ。僅か610gの手のひらサイズで、PCから映画、音楽までモバイルを楽しむことができる。


カラー電子ペーパー

普通紙のように薄く、曲げることが可能で、ディスプレイのように映像を切り替えることができるカラー電子ペーパーへの注目度も高かった。電源要らずで、半永久的に静止画像を表示。端末の「FLEPia」も展示された。ペーパーレス社会を実現する電子書籍端末として関心を集めていた。


手のひら静脈認証

手のひら静脈認証は、従来の生態認証で利用していた「指紋」に替わり、「手のひらの静脈」に着目し、従来を上回る認証精度を実現した画期的なシステム。静脈センサーをPCのマウスに内臓することで、接触しなくてもユーザーを認識することができる。


コンセプトモデル

創造性に溢れた電子製品のコンセプトモデルも紹介された。布製のノートパソコン、4つに折りたためるノートパソコン、携帯式超小型エクスプローラーなど、未来を予感させる富士通のアイディアに足を止める来場者も少なくなかった。

(※本ニュースは、漫歩創媒が発行した「Whenever CHINA」の転載です)


お客様お問い合わせ先

富士通(中国)信息系統有限公司
ソリューションサービスビジネス本部
電話: 021-5887-1000
Fax: 021-5877-5283
E-mail:sales@cn.fujitsu.com

以上